将棋

　
　　その少年は将棋を何度やっても父親に勝てなかった。

　父親は息子に「『歩』のない将棋は負け将棋だよ」と。

　　「歩」は１マスずつしか進めないが、敵陣に入るや否や「金」となり

　　時に「金将」と同じ働きをして勝負を決する存在となる。

　「歩」の持つ力は大きい。

　　何事も地道に一歩一歩、そして又一歩と前進してこそ偉大なる”自分史”が

　築かれていくのです。

　　それぞれが自分の使命の道を前に歩いて参りましょう。

　”一歩”に大きな意味があるのですから-------。