マダム”裕子”の日記

マダムバタフライインターナショナルの活動報告です。

絶望の先に

2014-10-03 17:46:38 | Weblog

  其の壮年はある日異常な睡魔に襲われた。救急車で病院に運ばれた。

 目が覚めるとガラス張りの部屋のベットの上。病名は「電撃性紫斑病」

 感染による敗血症で、手足や皮膚等が急激に壊死していく珍しい病気と。

 命は助かったが両手両足は切断しなければならない。

 それからがその壮年の心の戦い。

 絶望、恐怖、未来に対しての悲しさ--‐舌を噛んで嗚咽をこらえた。

 ”義手””義足”頭では解っていても心が付いていかない。

 しかし、慣れるしかない。

 その答えを探すまでどれ程の時間がかかった事だろう。

  彼は「起きた事には意味がある。また、意味を見出し見つけていく」

 その言葉が支えとなった。

 そして、この身体になったから見えてくるものがあると。

  彼は勿論失望はしました。でも絶望はしなかったのです。

 今、その身体で出来る”人の為の道”をひたすら走っているのです。

  胸が熱くなるお話しです。