今年も列島の何処かでベートーベンの「第九」が
鳴り響いている。
1982年2月チェコのプラハでチェコフィルハモニーの
”第九演奏会”が行われ、万雷の拍手が鳴り止まなかったと言う。
このチェコの「ビロード革命」を象徴するもう一つの歌が
ビートルズの「ヘイ・ジュード」をチェコ語にアレンジした物。
この「ヘイ・ジュード」はある女性歌手が歌い爆発的なヒットとなった。
それが当局によって発禁処分とされ彼女も音楽業界から追放された。
しかし、彼女の声は人々の心に残りひそかに歌われていた。
その彼女が”第九演奏会”の時20年ぶりに歌を披露した。
人々は熱狂的な涙の拍手を送った。
歌は”苦しみを半分”にし”喜びを倍に”すると。
この1年の歓喜を”第九”を聞きながら締めくくりましょう。