以前富士山の麓にあるホスピスの見学に行った事が有る。
旅立つ前の段階で心あるケア-をする施設。
そこでは”音楽療法”が効果的な役割を果たしていた。
人間は「聴覚が最後まで残る」らしい。
ある音楽療法士は語っています。
音楽の好きだった患者にゆったりとした曲をギタ-で弾き
囁くように歌をうたった。
すると患者の脈は規則的になり目をかすかにあけ
微笑みをたたえて旅立った。
”音楽”は患者への最後の贈り物だと思います。
”死”は人生に於ける最後の旅立ちです。
その最後をともに歩く”音楽療法士”の役割は重いものですし
尊い作業と思います。