文豪ユゴーはヒューマニズムのペンで権力と戦った。
そして、写真も武器にした。
亡命中の19年の間写真を撮らせては本国に送った。
権力者には”恐れ”を民衆には”勇気”を届けたと。
其の婦人は重度のリュウマチだった。
その病室には多くの風景画が飾られていた。
その中の一枚の絵が彼女のお気に入りだった。
緑の野に一本の道が何処までも続いていくーーーーー。
「何があっても”まっすぐ”に生きようと励まされるのです」と。
勿論言葉の力は偉大です。
でも、百万言を尽くしても表現しきれない物があるのです。
それを一枚の写真がーーーーー。
文と写真が共鳴すればどれ程の励ましとなるでしょう。
写真の力は魂に響くのですから。