”埴生の宿”はイギリスの”ホームスイートホーム”の
曲の事です。訳詩が日本人の心に訴え日本を代表する歌になりました。
始めはオペラの中で歌われた歌曲でした。
映画”ビルマの竪琴”では、この”埴生の宿”が感動的なシーンに
一役買っています。そのシーンとは、タイ国境近くの村で、日本の小部隊が
何千と言うイギリス軍に囲まれてしまいました。その時日本兵が”埴生の宿”を
日本語で歌い出したのです。それを聞いたイギリス兵が英語で合唱したのです。
一つの歌で心を通い合わせ両軍は戦いを止めたのです。
歌は国境を越えたのです。国籍は違っても、人は人です。
”音楽”と言うのは、平和に一番近い武器ではないでしょうかーーー。