その少年は不思議な力を持っていた。
花の種に手を触れると、たちどころに花を咲かせてしまうと-------。
少年は話します。「花って災難が起こるのを防ぐんだよ!」と。
その少年の父親は兵器工場を経営していました。
少年は完成した兵器に種を忍ばせ、弦を絡みつかせて使い物に
ならない様に-------少年は、花で戦争を止めようとしたのです。
父親は息子の行動から気ずきました。そして、花を育てる事業に
街を花で潤していったのです。
此処に深い哲学があります。「他人の不幸の上に自分の幸福を築かない」
という事です。この心を自分の物とし、”幸福の種”をまいていきたいものです。