4年前も小泉劇場で「選挙だ、わっしょい!」をやった。
郵政が民営化されて、いったい何が良くなったのか、
窓際日記にはいまひとつピンとこない。
悪くなったのは、社会の経済格差の拡大。
これはピンとくる。
竹中先生のマクロ政策に従って、日本のアメリカ化を
進めた結果である。
官僚コトバで言う所の「労働力の弾力化。」「働き方の多様化。」
何のことはない、結局「派遣社員」を増やしただけ。
それも「若年層」までまきこんで。
経営者側の言うことは何でも聞く自称「国民の安心・安全を守る」
自民党がやったことである。
この政党は、「とにかく国のGDPさえ上がればあとは自然に
うまくいく。」と思っているらしい。
国民は「所得さえ上がれば黙ってついてくる。」ということだね。
でも、近頃は所得は下がるし、一人当たりGDPも19位だね。
これじゃ負けてもしょうがないよねえ。
目先の「安い労働力」がほしい経営側の論理のみを聞いて
結局社会の安定度を劣化させてしまった。
不安定化した社会を安定化させるには、多分「安い労働力」で得た
利益よりも多くのコストがかかる。
このあたりの事情は、環境への負荷を「コストゼロ」としてきた
従来の企業活動のあり方と同じものである。
目先にとらわれて大事なものをなくす。
あるいは、「つのをためて牛を殺す。」ともいう。
社会を不安定化させてまで、札束つみあげてもむなしいですぜ、
経営者のみなさん。
皆さんが評価されるのは、「安定した社会」があってのことですよ。
PS
昨日、神戸の77歳の方が亡くなりました。
これで日本の死亡率は0.01%です。
ちなみに、沖縄は集団感染の件数順位で2位。
兵庫は5位です。