窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

新型インフルエンザ・・今度はクラスタ・サーベイの中止

2009-08-27 00:55:04 | Weblog

 鳴り物入りでご登場のクラスタ・サーベイが25日に急に中止になりました。

 7月24日から8月25日までのわずか1ヶ月のいのちでした。

 クラスタ・サーベイの集団感染患者数は合わせても5000人程度。

 「一週間に11万人の患者」とぶち上げた後では、
 あまりにも不釣り合いですものねえ。


 都合が悪くなると、なんだかんだと適当な理由を言ってやめてしまう。

 厚生省の得意技ですね。

 例の「全数把握」をやめる時も、「クラスタ・サーベイでいいんだ。」と
 理由付けしてました。

 あれは単に「全数把握」をやめる口実だったんですね。

 もうすこし続けていると、誰の目にも「真夏の本格流行」がはっきりとわかり、
 厚生省の「秋から云々」の嘘がばれるのがいやっだんですねえ。

 それにしても窓際日記には、「国民をバカにしている。」としか見えませんが、、、。


 「クラスタ・サーベイ」の代わりは感染研の「感染症発生動向調査」ですか。

 10年1日のごとくやっている、応答スピードのひどく遅いシステムですね。

 16日に締めた集計結果の「速報」が9日後の25日にご発表になるやつ。

 「速報」じゃなくて「遅報」の間違いでしょう、舛添さん。

 まとめレポートの「週報」ときた日には13日後の29日ですものね。


 感染研のやってることは、全国から上がってくるデータをエクセルで集計して
 (それも9日間もかけて)、HPにアップしておしまい。

 もちろん、「新型インフルエンザで大変だ。」と言われても
 しっかりと週休2日で、マイペース。


 定点あたり1.0人が限界値だそうですが、普通の会社だったら
 3日には0.56人で注意報、10日には0.99人で警報を出してます。

 15日が最初の死亡例が報告された日ですが、それを待たずに警報だせます。

 競争相手のいない「親方日の丸・感染研」だからやっていられるので、
 競争相手がいればとっくにつぶれてます。


 この組織は名前の通り「研究所」ですから、もっぱら「観察、研究」する所ですか。

 だから「死亡例」が出てからしか「注意が必要です。」と報告出来ないのですね。

 それなら、必要に応じて早めに「警報」を出したり、集計が終わったら翌日には
 全国に情報を発信できる「対策センター」が必要ですね、麻生さん。

 「マンガの殿堂」よりも大事だと思いますよ。


PS

例のユトレヒト大の西浦さんのご研究。

水際対策の感染拡大を遅らせる効果は0.5日とのこと。

ほとんど役に立たない?

まあ、「ザル」でも少しは役に立つという所?

人によって評価はさまざまでしょうか。


ウイルス君の日本国内入国日も推定出来てるはずなのに、
何故かご発表がないですねえ。

ショックが大きすぎますか?


コメント
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