鳴り物入りでご登場のクラスタ・サーベイが25日に急に中止になりました。
7月24日から8月25日までのわずか1ヶ月のいのちでした。
クラスタ・サーベイの集団感染患者数は合わせても5000人程度。
「一週間に11万人の患者」とぶち上げた後では、
あまりにも不釣り合いですものねえ。
都合が悪くなると、なんだかんだと適当な理由を言ってやめてしまう。
厚生省の得意技ですね。
例の「全数把握」をやめる時も、「クラスタ・サーベイでいいんだ。」と
理由付けしてました。
あれは単に「全数把握」をやめる口実だったんですね。
もうすこし続けていると、誰の目にも「真夏の本格流行」がはっきりとわかり、
厚生省の「秋から云々」の嘘がばれるのがいやっだんですねえ。
それにしても窓際日記には、「国民をバカにしている。」としか見えませんが、、、。
「クラスタ・サーベイ」の代わりは感染研の「感染症発生動向調査」ですか。
10年1日のごとくやっている、応答スピードのひどく遅いシステムですね。
16日に締めた集計結果の「速報」が9日後の25日にご発表になるやつ。
「速報」じゃなくて「遅報」の間違いでしょう、舛添さん。
まとめレポートの「週報」ときた日には13日後の29日ですものね。
感染研のやってることは、全国から上がってくるデータをエクセルで集計して
(それも9日間もかけて)、HPにアップしておしまい。
もちろん、「新型インフルエンザで大変だ。」と言われても
しっかりと週休2日で、マイペース。
定点あたり1.0人が限界値だそうですが、普通の会社だったら
3日には0.56人で注意報、10日には0.99人で警報を出してます。
15日が最初の死亡例が報告された日ですが、それを待たずに警報だせます。
競争相手のいない「親方日の丸・感染研」だからやっていられるので、
競争相手がいればとっくにつぶれてます。
この組織は名前の通り「研究所」ですから、もっぱら「観察、研究」する所ですか。
だから「死亡例」が出てからしか「注意が必要です。」と報告出来ないのですね。
それなら、必要に応じて早めに「警報」を出したり、集計が終わったら翌日には
全国に情報を発信できる「対策センター」が必要ですね、麻生さん。
「マンガの殿堂」よりも大事だと思いますよ。
PS
例のユトレヒト大の西浦さんのご研究。
水際対策の感染拡大を遅らせる効果は0.5日とのこと。
ほとんど役に立たない?
まあ、「ザル」でも少しは役に立つという所?
人によって評価はさまざまでしょうか。
ウイルス君の日本国内入国日も推定出来てるはずなのに、
何故かご発表がないですねえ。
ショックが大きすぎますか?