夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

燃えろ!名札部!第2話

2007-01-18 21:05:31 | 燃えろ!名札部!

燃えろ!名札部 第二話
【桜子ちゃん登場】



急に部室に入ってきたオズマくん、一条部長は、スポ
ーツバッグから一度しまった名札をゆっくりと取り出し、

「ふッ。」

と笑って、オズマくんの方を振り返った。ちょうどその時、
部室のドアがガタンと開いて、桜子ちゃんが飛び込んで
きた。

「先輩!やめてください!他流試合は、部の規則で禁
止されているはずですッ!」

部長は、桜子ちゃんの方を振り返って、ニコッと笑うと、

「桜子ちゃん、これは公式戦ではなく、あくまでも一対一
の《お遊び》さ・・・・。しかし、名札で俺に『熱くなるな』っ
てのは、無理な話だせい!おりゅぁああ!」

・・・・・・(続く。)
燃えろ!名札部 第三話
【超不良の杉田くん登場】



燃えろ!名札部!第1話

2007-01-16 20:27:24 | 燃えろ!名札部!
燃えろ! 名札部!

 オッス!僕はユウスケ。奈府小学校の5年生。
僕は、名札部に入っているんだけど、僕の学校の
名札部は、弱小でいつも地区予選の1回戦落
ち。今年の夏の大会も、104対13っていう屈
辱的なスコアーで1回戦で負けちゃった。でも、
いつかは全国大会で優勝することを目指して今
日も名札を鍛えている。
 部室の奥で、汗をふいているのは、部長の一条
先輩。一条先輩は、普通の小学校にいたら、文
句なしに強いはずなんだけど、他の部員が弱すぎ
るから、勝てない。でも、一条先輩は、負けを誰か
のせいにしたことは一度もない。いつでも、

「自分の力が足りないからだ。」

って小さい声で言って、名札をスポーツバッグにしまう。
 ある日、こんなウチの名札部に、アジア太平洋子
ども大使のオズマくんがやってきた。


「ココノ名札部デ一番強イヤツハ、誰ダァ?」

(全員が名札をつける日に続く)
燃えろ!名札部 第二話
【桜子ちゃん登場】