今日は、ヨシトミの話

では、今日は、ちょっと【ヨシトミの話】を。。。

今日、さっき、ゼファーで焼酎を買いに行ったのですが、

ゼファーで焼酎を買いに行くオレって、カッコよかったぁ～。

セルフイメージでは、なんか、竹野内豊くらいカッコよかったような気がする。

え？
∑(￣Д￣;)ノノ

気のせいって？
（笑）


１２月の冷たい風の中で、バイクに乗っていると、必ず【ヨシトミ】のことを思い出します。

【ヨシトミ】は、小学校の頃の同級生で、小さくて、色が白くて、体が弱くて、（ワカに言わせれば、）生意気で、（ワカに言わせれば）お母ちゃんが、バリ美人で。

そして、おとなしい目立たないヤツなのに、小学生の頃からバイク好きで、少年チャンピオンに連載されてた【７５０ccライダー（ナナハンライダー）】のコミックをたくさん持ってて、いつもそれを貸してくれました。


その頃からすでに、バイクと言えば、【暴走族・不良の乗り物】っていうイメージがあったのだけど、

「ヨシトミが好きな時点で、【不良の乗り物】じゃないな～。」

って、思えたものです。ほんと、ハツカネズミにランドセルを背負わせたようなヤツだったんです。



私が、バイクが好きになった理由は、中学の頃からの親友のシンヤの影響も大きいですが、小学生の頃のヨシトミの影響も小さくはないのです。

高校１年生の冬。
オヤジ（私の父親）と大喧嘩して、家を飛び出す勢いで、ワカと一緒に原付免許を取りに行ったのは、たしか、クリスマスの頃でした。
（ワカと、カンニング大作戦をしていたのですが、私が試験に熱中しすぎて、ワカのサインをずべて見落とす失敗がありました、ワカごめん。）

私は、無事に原付免許を取得して、帰りに、大学病院に寄りました。

今日取った原付免許を、入院中のヨシトミに見せびらかそうと思ったのです。


ナースセンターで、ヨシトミの病室を尋ねると、「身内の方以外の面会をお断りしてます。」と。

その頃は、すでに、病状が安定してなかったらしく・・・【面会謝絶】ですね。

真っ暗な空の下で、たくさんの病室の窓を見上げて、なんとも言えない気持ちになったのを覚えています。

それから、しばらくして、ヨシトミは亡くなってしまいました。


私も、原付ライダーになりましたが、あんなに原付免許を取るのを反対してたのに、私が免許を取ったら、すぐに、【ヤマハ　チャッピー】を買ってくれたオヤジさんに、敬意を表して、大きなバイクの免許を取りたいとは、言いませんでした。

そして、それから３０年も経って、やっと、今、普通免許（昔で言う中型）の免許を取って、後輩にタダみたいな値段で、ゼファーを譲り受けて、楽しく乗ってます。

ゼファーに乗っていると、時々、ヨシトミのことを思い出すのです。

アイツも乗りたかっただろうなぁ～、って。

特に、風が冷たい１２月は、いつも、アイツのことを思い出しながら乗ってるのです。


だから、なおのこと、カッコイイ気持ちになって乗るのですが、

スピード出しすぎたり、無茶な運転は、せんどこうって思うのです。


きっと、ヨシトミは、そんな運転は嫌いだろうと思うから。