昔の教え子と飲み会

十数年前は、小学生だった二人の女の子と酒を飲んだ。

整髪料つけて髪をセットして飲み会に行くのは、１５年ぶりくらいかな。

なんか、歳が娘のハルに近いこともあり、娘と飲みに行くような、ワクワク感と気合の入り具合で。


残ってる仕事なんか、机の上にドーーーンって、山積みにして、へへーーん、って地下鉄に飛び乗ってルンルンで待ち合わせ場所に行きました。



「お！先生が、ダンディに来たよ！」

って、喜んでくれました。

セットして来てよかった。
(●´ω｀●)


あの頃、
「いいか、【ありがとう】とか、【ごめんなさい】は、あいさつなんだから、
友達に使うのに、考えたり、慎重になる必要はないんだよ。
いっくらでも使っていいとよ。

逆に、どんどん使わないかん。

いい？【ありがとう】と【ごめんなさい】をたくさん使える子には、どんどん友達ができていくとよ。
だから、いっぱい使お。
練習してみよ。」

て、教えたあの子は、お店のお姉さんにも、友達にも、とびっきりの笑顔で、いっぱい【ありがとう】と【ごめんなさい】を使ってました。

うれしかったなぁ～。


＞先生覚えとる？
私が、先生に無理難題言って、先生が、「それはできん。」って言ったとき、私が、先生をパチンって叩いたとよ。

そしたら、先生が、

「おまえ、一発は一発たいっ」

って、パチンって叩き返してきたとよ。

今まで、そんなことする先生おらんかったけん、もー革命的やったとよ。

わーー今までの先生と違うっ！って思ったとよ。」


・・・て？
え？

それ、アカンやん。

っつーか、子どもやん、その先生！

アカン先生のパターンやん！！
（笑）

それにしても、嬉しそうに次から次と、いっぱい話してくれるんです。

もう、二十歳も過ぎた、年頃の美しい女性になった二人の子は、完全に顔が小学生にもどってる。



・・・
楽しいお酒を飲んでいると、

「先生のそんな顔、初めてみた！」

って、面白がって、飲んでる私をスマホで撮ってくれました。

「どんな顔？見せて？」

って頼むと、

自分でも見たことのないような、優しい顔をしてました。

「俺、こんな顔することもあるんだなぁ～。」

って、初めて見る自分の顔に自分でビックリした飲み会でした。


楽しかったなぁ～。