夜泣き屋_ブログ店

僕がいなくなったときに、ウチのチビたちが楽しめるような、「ウチのチビたちのためだけの千夜物語」を目指します

心の折れた友達

2012-01-09 20:27:53 | Weblog
正月に同窓会がありました。そこで、【元気のないのが想像できない】くらいのJちゃんの【元気のない様子】を目の当たりにしました。

Jちゃんは、保育園から一緒だったからもう40年以上の付き合いになります。

私よりはるかに、熱い男で、まっすぐで、正直なヤツです。

スポーツマンで、【部活小僧】をそのまま中学の先生にしたようなヤツです。


このJちゃんが、【ある荒れた中学校】に赴任することになりました。

Jちゃんは、これまでしてきたように、熱く語って聞かせたそうです。


すると、何日かたって部活の指導中に、【OBを名乗る数人の不良】に囲まれたそうです。


「えらそうなことを言ってるのは、おまえか。」

・・・と。

不良とは言いながら、【殴られるのを待ってる雰囲気!!ココ重要!!】を感じたので、決して手を出さず、我慢して待ってたそうです。



・・・見かねた近所の人が110番通報してくれるまで、その状態は続いたそうです。



別に、囲まれたから心が折れたのではなかったそうです。


アイツの心が折れたのは、【自分が囲まれたいるのを知ってて、何もアクションを起こしてくれなかった職場の同僚の態度】だと言います。

手を出せば、処分される。
仲間は、誰も助けてくれない。

『自分は誰からも守ってもらえない。』

と、思った時に、

「一生懸命仕事をするのは、やめよう。ちょっとだけ目をつぶって我慢して、次の学校にサッサと行こう。」

って、思ったそうです。

このセリフが一番似合わないアイツを、そんな風にしてしまうのだから、その中学校の状況は、相当ひどいものなのでしょう。

いっそ、そういう不良だけが行ってる学校ならいいのでしょうけど、健気にがんばっている子たちのことを考えたときに、黙っていられなかったのでしょうね。

そして、それがアダになった。


この状況を偉い人たちがどう考えているのか、何かしてくれようとしてるのか、まったく見えてこないのが、残念です。


・・・珍しく、ちょっとマジメな話をしました。

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