【明日】と比べてはいけません。。。・・・反抗期は、難しいって話です。
小学校の6年生の女の子と言えば、立派に「反抗期」の入り口です。
※注『反抗期』という言い方が、いかにも大人主体の目線だ、と思われる方は、『自己主張開始期』とでも読み替えつつお進みください。
「あなたのことが心配だから言ってあげるんだけど。
もうすぐあなたは、中学生なのよ。
中学生になったらそのくらいのことできて当たり前になる。
今のうちにしっかりできるようになっておきなさい。」
小学校6年生の女の子に、こういうアドバイスをしたら、プィッて向こうを向いて、話しを聞いてくれなくなったらしい。
・・・当然だと思います。
【明日、そうでなければならない自分】
ってのがあるのは、わかる。
だけど・・・。
いつもそこと比べられるのであれば、自分は、いつまでたっても【比較される相手】に勝てない。
・・・勝てるわけがない。
なぜ、≪昨日の自分≫と比べてあげないのだろうか。
70点とってたテストで80点とって帰ってきた。
「なんだ、こんくらいのテスト、次のテストでは、90点とれ。」
これでは、何をどうすればいいのか、よくわからない上に、いきなり【90点とってる自分】と比べられることになってしまう。
「こないだまで、70点だったのに、どうして80点もとれたの?」
って、尋ねれば、チビちゃんは、
「いつもは、2回しか練習しないけど、今回は、3回練習したからかなぁ~。」
って言うかもしれないし、
「いつもは、テレビ見ながらしてたけど、今回は、消しておもいっきり集中してやったからかな。」
って言うかもしれない。
そしたら、手をパンッ!!って打って。
「それだッ!!
それが良い結果を出した理由かもしれんね。
さすが!我が子や!
テストで良い点とれたことよりも、
何が良い結果に結びついてるかわかっていることの方が
オマエの【頭のよさ】を証明してるようやね。
・・・何が良い結果に結びついたか
分かっていることは、
100点よりも価値があるよ。」
ってほめてあげれば、
子供は、勝手に調子づいて、次の【良い結果に結びつく何か】を探し始めてくれます。
よく勉強をするお子さんのお母さんに限って、
「『勉強しなさい』って一言も言ったことないんですよ。」
・・・なんてことをおっしゃる。
それは、謙遜なんだと思っていたけど、
実は、そうではなくて、【勉強しろって言わなくても、勉強するような育て方】をしてきたっていう自負なんだろうなぁ~なんて思うこの頃です。
なんつって。
ウチの次男坊。
・・・全然勉強してくれません。
・・・どうしよう。
_| ̄|○ ガクッ・・・
その最初の80点をとってくれないのよっ!
っていうお母ちゃんの魂の叫び。。。
わかるんすよ。
次男坊見てっと。
(笑)