昭和40年代、試合会場で販売されているグッズはシリーズのパンフレットだけだった。それ以外で興行に関する物はポスター位のみ。そして、あの日本プロレスが崩壊して、早35年が経った。今回から数回に渡って日本プロレスのパンフレットを紹介しよう。
まずは1970年、今から38年前に開催された「インターナショナル・チャンピオンシリーズ」から。毎年、年末シリーズはNWAの世界王者クラスが来日し、馬場とインター王座を争ったが、この年はジン・キニスキー&ジョニー・バレンタインが特別参加。若き日のハーリー・レイスがシリーズ・フル参戦した。
キニスキー&バレンタイン組は、馬場&猪木のインタータッグに挑戦し。猪木とバレンタインは東京プロレス以来の因縁を爆発させた。馬場はキニスキーに虎の子のインター王座を奪われた。キニスキー必殺のバック・ドロップの前に轟沈し、ベルトを初めて海外流出させたのだ。