現在・過去と代表的なアイドル・レスラーを例えれば、何と言ってもキューティー鈴木が最大の存在だろう。確かにビューティー・ペアもクラッシュ・ギャルズも、国民的な人気を誇ったアイドルのような立場だったが、キューティーの場合は最初にルックスありきで評価された第1号のような気がする。ミミ萩原は年齢的にアイドルのカテゴリーではなく、別格のスターであった。
80年代の全女系からすれば、アイドルと呼ば . . . 本文を読む
ミル・マスカラス…ご存知、メキシコが生んだ世界のスーパースター。その名の通り、毎試合マスクとコスチュームを代える伊達男で、”千の顔を持つ男”とか”仮面貴族”と呼ばれた。ダイビング・ボディアタックとフライング・クロスチョップは、日本のプロレスを変えた偉大なるレジェンドで現役だ。
ソリタリオ…”孤狼仮面”と称された実力者で、NWA世界ライト・ヘビー級王者としても活躍。金と黒がトレードマークで、いぶ . . . 本文を読む
”マットの魔術師”と呼ばれ、スカイロケットと称したドロップキックと、巧みなオコーナーズ・ロールアップ(ローリング・バッククラッチ)で一世を風靡。米国マット界の重鎮的な存在だったのがパット・オコーナーだ。何より、ディック・ハットンを破り第42代NWA世界ヘビー級王者になったことでプロレス史に、歴然と名を残しているのだ。
日本では力道山時代に1度来日し、インター王座に挑戦。その後は旗揚げ当初の全日 . . . 本文を読む
クラッシュ・ギャルズと極悪同盟は、どの会場でも毎日のように対戦していた。それも毎日、誰かが流血する。観客の大半はティーンエイジャーの女の子だから、いつも大ヒートだった。昭和55年の同期だった飛鳥、千種、ダンプも芸能活動で売れっ子だったから、互いに顔を合わせるのはリング上のみ。そうなると、すれ違いが生じてくる。ダンプはブル中野、コンドル斉藤、ドリル仲間、影かほるといった子分を従え、団体の中でも巨 . . . 本文を読む
久しぶりのハッスル生観戦。というか、たまにサムライTVで中継を見ているから、なんの違和感がないが、思い出してみると2004年5月の横浜アリーナ以来かもしれない。なんでも高田総統がハッスルを去るアルマゲドンという話しなので、これは見ておかなくてはと直感が働いたのだ。私はこれでもハッスルの動向を気にしている。天龍、川田、ボノ、TAJIRI、越中、坂田、マグナムと一流選手が多く参戦し、けして大技の掛 . . . 本文を読む
全女の90年代、主に対抗戦時代の激闘を収録したDVDが今秋から、次々にリリースされることになった。それも9月から2タイトルづつ、とりあえず12月までの8作品のラインナップが決まったみたいだ。すでに6月に「夢のオールスター戦」の横浜アリーナ大会が発売されているが、これはその続編。
松永会長が亡くなり、全女の残された遺産はこのDVDが今後、世に出ることだ。とはいっても、その権利はとっくに全女=松 . . . 本文を読む
新カテゴリーの登場です。主に昭和プロレスで輝いた、必殺技を紹介したいと思います。
今から42年も前、プロレスを初めて見始めた頃の一番カッコいい技と言えば、このコブラツイストだった。アントニオ猪木の必殺技だったこともあるが、わかりやすくて絵になるーそんな要素をいくつも兼ね備えていた。猪木の試合はコブラツイストが決め技で、卍固めが誕生するまでは、絶対的な18番。誰だって子供の頃、プロレスごっこで . . . 本文を読む
仕事抜きでドラディションを観戦しに、SHINJUKU FACEに行った。FIESTA実行委員会の山口社長がチケットをプレゼントしてくれたのだ。イスに座り全試合を見るなんて、本当に久しぶりだ。やっぱりプロレスは、知り合いとワイワイ、ブツブツ言いながら見るに限る。仕事ではないと、余計なプレッシャーもないし、たまにはいいだろう。そしてメインは、藤波、長州、初代タイガーという豪華トリオに対し、藤原、G . . . 本文を読む
このところ天候があまり良くない中、昨日は皆既日食で全国的に騒がれていた。ワイドショーで事の大きさを実感したが、次に見れるのは26年後だという。26年後は、78歳…。微妙というか、おそらく縁が無いような気がする。それこそ3年後、5年後、いや1年後でさえ、自分がどうなっているのか想像がつかないから。そのくらい世の中、激動だと思う。
来週の日曜日、8月2日は風香祭の開催。この1週間が、いろいろな意 . . . 本文を読む
某大手出版社の有名週刊誌の、前編集長と久しぶりに食事をした。場所は歌舞伎町。彼は新しい書籍を立ち上げるべく只今、充電中だという。本人の希望で会社名も名前も明かせないが、大手芸能プロからの仕事依頼も来ているそうで、そろそろ動き出すみたいだ。
その彼が行きつけだというスナックにも行ったが、そこは何と俳優の坂上忍さんの母親が経営している店だった。昼間、「相棒」のシーズン2が再放送され、そこに坂上 . . . 本文を読む
黒い核弾頭と言われたプエルトリコ出身の実力者。同郷のペドロ・モラレスに憧れ、この世界に入った。若手時代は猪木のライバル的存在で、初来日ではジャック・ブリスコと共に将来を嘱望された。60年代後半から、長くニューヨーク地区で活躍。トニー・マリノと組み、WWWF世界タッグ王者に君臨し、ロス地区ではアメリカス王者にもなった。
得意技はサマーソルト・ドロップとドロップキック。特にサマーソルト・ドロップ . . . 本文を読む
クラッシュの芸能が忙しくなり、三原順子の現場マネジャーをしていた竹原美佐が全女に入ってくると、私は極悪同盟の芸能活動のサポートを始めるようになってきた。それは、クラッシュ人気から少し落ち着いてのことだが、極悪にも仕事が大挙して舞い込んだのだ。ダンプはその頃には、クレーン・ユウと決別し、新たにブル中野をパートナーにしていた。ブルは髪の毛を半刈りにし、思い切った変身をしてイッキにダンプのパートナー . . . 本文を読む
JWPの後楽園大会は3大タイトルマッチ。やっぱり団体プロレスは、ベルトをめぐる闘いが定石だ。誰が強くて、誰がチャンピオンだということが、プロレスを見る上で最もわかりやすいテーマだからだ。
JWP無差別級王者の春山は、生え抜きの選手。挑戦者は、かつてJWPに在籍し転校して行った不良生徒の木村響子というイメージだ。試合はノールールの反則自由。木村はバルコニーからダイブし、急降下のフットスタンプに . . . 本文を読む
サムライTVで放送されている「全女CLASSICS」という番組をご存知だろうか?これは、かつての全女中継を1時間に構成し、月1回のペースで放送しているものだ。私はこの番組でナレーション原稿を担当しているが、これが唯一、今でも全女との関りを続けている証となっている。現存する映像の大半は、クラッシュ時代以降のもので、残念ながらビューティー・ペア全盛期の映像は残っていない。
もう2年以上も番組は続 . . . 本文を読む
風香祭の新作DVDが8月2日に発売される。今回は4月29日の風香祭9を軸に、風香vs桜花由美の試合、そして特典映像として3月の中国&韓国遠征の模様が収められているのだ。特に中国&韓国での映像は、初公開のプレミアムもの。なんてったって、私が自ら撮影し、いろいろな場面を撮っているのだ。
昔から映像撮影は割と好きで、クラッシュ時代から商品化してきた。行動を共にするから撮れるシーンも多く、常に写真& . . . 本文を読む