里村明衣子は素晴らし過ぎるプロレスラー！

　風香祭12が大成功で終了しました。超満員の観客が集まり後楽園でのラストに勢いがつきました。参加していただいた選手、そして会場にお越しいただいたファンの方々に御礼を申し上げます。それにしても里村明衣子は素晴らし過ぎるプロレスラーだ。「小川さん、私、新木場に出るのは初めてなんですよ！」と言っていたが、そう里村は今時あまりいないプレミアム・レスラーなのだ。新木場には通常、出場しない。それでもって里村は入場しただけで観客を魅了した。なんというオーラなのだろうか…
　けして体がずば抜けて大きくはないが、リング栄えする。けして遊びのないシビアな攻撃。その闘い方も例えれば王道なのだ。これは数少ない王道だ。まるで師の長与千種のように安売りはしない。そこがプレミア感がある由縁だ。今回、仙女にオファーしたところ、すぐ返事が返ってきた。「里村も是非、試合がしたいと」。まだ復帰を2カ月も控えた時だった。里村もコメントしていたが、風香の活躍を仙台から見ていたのである。新木場とはいえ、あれだけの観客を集客していることは評価に値するのだろう。
　試合は風香の完敗だったが、気持ちのいい完敗だった。「まだまだ闘いたい選手。もっと蹴りを出させたかった」と里村は語っていたが、風香も「里村さんは藤井さん（フジメグ）みたいなオーラを感じました。人として優しい部分も含めて」と。なんか相性があった試合だった。シュートボクシングも決まり、あと3カ月間、全力で駆けめぐるしかない！