高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢期にも安心な住まい(6:住み続けるためのチェック項目(2))

2015年07月27日 | 老後と住まい
評価方法基準は、国交省のホームページでみることができ、全部で138ページあります。「9.高齢者等への配慮に関すること」は105ページから120ページまでとなっていて、専用部分(戸建てやマンションの個人所有部分など)と共用部分に分かれています。また、住宅の性能は「等級5」から「等級1」まであり、等級5が最上の性能であり、等級1は建築基準法が守られているだけで高齢者への配慮はなされていないレベルです。この記事では戸建ての既存住宅の等級5についてみていくことにします。
評価されるのは「加齢等に伴う身体機能の低下等を考慮した移動等の安全性及び介助行為の容易性の高さ」であり、戸建て既存住宅の等級5が要求される水準は次のようになっています。
a 移動等に伴う転倒、転落等の防止に特に配慮した措置が講じられていること。
b 介助が必要となった場合を想定し、介助用車いす使用者が基本生活行為を行うことを容易にすることに特に配慮した措置が講じられていること。
具体的な評価対象は、「部屋の配置」、「段差」、「階段」、「手すり」、「通路及び出入口の幅員」、「寝室、便所及び浴室」の6項目になっています。
次回から評価項目ごとにご紹介します。
(投稿者のURL 「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/ )