新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

植物を調べる ツメクサの花

2019-05-02 06:17:28 | 植物を調べる
今日は植物の話です。もともと「廊下のむし探検」なるものを始めたきっかけは身近な生き物の名前を全部知りたいという単純な理由からでした。生き物だから当然動物や植物も入るのですが、ともかく虫の種類が多くて、それで虫ばかり調べることになってしまいました。折角、顕微鏡写真も撮れるようになったので、たまには植物もと思ってやってみました。

先日、家族が植木鉢にツメクサの花が咲いているというので覗いてみると、小さな花がいっぱい咲いていました。これを一度拡大して調べてみようと思って1輪だけ摘んで調べてみました。結果をブログに出そうと思って、ツメクサ全体の写真を撮ろうと植木鉢を見てみると、その日は曇っていて花はみなつぼんでいました。それから、晴れる日を待っていたのですが、なかなか晴れないので、もう出すことにしました。



これが植木鉢に生えていたツメクサです。この日は曇っていて花はみなつぼんでいます。



探すと1輪だけ咲いていました。



これはそのもう少し前に採取した花を実体顕微鏡で見たところです。



手元にある植物図鑑の花の記述の部分を見ながら各部の名称をつけてみました。こうして図鑑の記述を比べてみると、書かれていることはほぼ同じなのですが、「牧野新日本植物圖鑑」が一番詳しく書かれているように思えます。蕚の周辺に膜のようなものがついているのが面白く感じられました。



これは花柱の拡大です。つぶつぶがついているのが花粉なのかな。



そして、これは横からです。背景が白かったので、どうもコントラストがよくないのですが、蕚や花柄に細かい毛が生えていることが分かります。四角で囲った部分を拡大してみました。



先端が太くなった毛がいっぱい生えています。これが腺毛なのでしょう。小さな花でも拡大してみるとなかなか面白いですね。


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