皇帝ヒョードル最後の砦

カメは総じてメシくれ踊りをするようだが、ダンスの種類はそれぞれだろう。個性的なカメ達のこと、きっとみな楽しいに違いない。

皇帝のダンスは、もちろん宮廷舞踏会的だ。
(どんなふうか聞きたい？)
顔をガラス面にごつごつ当てながら、可能な限りの速度で四肢を掻く。あまりの早さに可視範囲を超えてしまうときもある。両手に雑巾を持たせたら、さぞかしガラスがぴかぴかになるだろう。
ハハは、器用なチチによく懇願する。
「ひょーの雑巾作って！ 二個作って！」
しかしチチは、決してうんと言わない。チチの、皇帝への敬意だけが、ヒョードル最後の砦なのだ。

皇帝ヒョードルの住宅事情

皇帝ヒョードルの家は90センチ水槽である。子ガメ一匹では余裕の広さ。バストイレ兼リビングダイニング兼ベッドルーム兼プールだから、かなり機能的なワンルームと言える。ハウスキーパーもついているし。難点は、しょっちゅうストーカーに悩まされることぐらいだ。

今日で６週間。身体測定。
甲長⇒50ミリ
体重⇒23グラム

今日はきらこ☆が主役パート２

ちょ～かわいいきらこ☆が遊びに来た。１歳３か月。「どんだけぇ～」がうまい。
皇帝ヒョードルにはあまり近づかない。見慣れない生き物を警戒するあたり、すでに生きるすべを身につけていると言えよう。

しかも、金魚の水槽を見せてあげたとたん、「ぎゃあああ～！」と発作(？)を起こしたので、『ヒョードル＜金魚』という図式も発覚。

・・・ごめん、きらこ☆

皇帝の危機！あやうしヒョードル

皇帝ヒョードルとはいえ、実際はまだ子ガメ。我が家に来て1か月ちょっと。慣れないし、臆病だし、ワケわかんないことでびくびくしてるし。
そんなときの慌てかたときたら、地震でもくるのか(ナマズでもあるまいに)!?という感じ。

写真の皇帝、何が怖いのか知りませんが、ケツまくった逃げっぶり、威厳ゼロです！

皇帝ヒョードル、文字通り足止め！

皇帝を室内散歩させると、ひたすら歩き回るか、隅っこで動かなくなるかのどっちかだ。
歩いて行き止まって、そして固まる、というのが大抵のパターン。

でも、歩いている途中に障害物があったらどうするか。以前動画をUPしたが、ムスメの指はずんずん乗り越えて進んだ。
しかし、チチの足の裏はどうか!?

いいよ、ヒョードル、きみは十分がんばったよ。たとえチチの足に屈しても、だれも皇帝ヒョードルを責めたりはしない。。。

皇帝ヒョードル、下僕に容赦なし！

ひ「わしを誰じゃあ思うちょる～！」
下僕'S「ひー、閣下お許しをー」

…と、いう感じには見えないか。どちらかというと

下僕'S「ふっふ、ここは通すわけにいきまへんな～」
ひ「きゃー、やめて、チチに言い付けるわよー」

こっちの方が近いか？

水替えの合間に、下僕を踏みしだき歩きまわる皇帝ヒョードル。真実はいかに!?

皇帝ヒョードル、ほんとにいいのか？

ヨコ寝の足。

皇帝ヒョードル、いいのか、それで！

写真は、画像の向きを間違えたわけではありません。皇帝のヨコ寝です。
前に飼っていたポッキーをはじめ、立寝するカメさんは結構いるようですが、ヨコ寝は皇帝だけでしょうか？ カメ界でも珍しい寝姿なら、おおいに自慢できるかと！

そんな皇帝ヒョードル、実はほとんど昼寝をしないのですが、まれに水中でお地蔵のような格好で寝ています。すると慣れないせいか、ろ過機の水流で少しずつ流されていくのです。
「はっ！」と気付いたときには、すでに大移動。わたわたする様子は、皇帝にあるまじき失態。

皇帝ヒョードルの冒険

今日も暖かく、よい天気だった。仕事が休みだったので、当然、皇帝の日光浴をした。
昼ごろからベランダに日光浴セットを組み立て、ビビる皇帝を無理やり干す。
その後、友人親子が遊びに来たが、時々ベランダをチェックしながら甲羅干し続行。
しかーし！
事件は起こったー！

油断しましたとも。座敷牢から出られるはずないと、慢心してました。
皇帝ヒョードルを、見くびっていたんです。私が悪いんです！

「あ゛－っ！ ヒョードルがいない！！」
ムスメの叫びに、血の気が引くハハ。
みんなで皇帝捜索。いない。
マットの下。いないぃ！
ベランダの左右。いないいい！
エアコン室外機の下は!? いない。…いや、待て！ この、土台の隙間に見える小さい三角の影は。あっ、ちっさい指にツメらしき影もある！
「いたあああ～」
よくも、やってくれましたね、ヒョードル殿。
隙間に棒を差し込んで、ぐいぐい押し出してやった！
短い冒険でかなり汚くなった皇帝、懲りたか懲りていないのか…。

…懲りるワケないか。

写真は、人の気も知らずぐうぐう寝る皇帝殿！

皇帝ヒョードルVS 無名の戦士！

春休みを、ハハの実家で満喫していたムスメが帰ってきた。わずかの間に爆発的に増えたカメグッズに驚くムスメ。いや、それは実はチチの目論見通り。

ミドリガメのフィギアを左手に、カメラを右手に、ムスメが撮影した動画が冒頭のもの。
これでなんとなく、ムスメの性格と、我が家の雰囲気を、感じとっていただきたい。