今年は例年より少し早いようだが今日は最後の冬ぶどうの収穫を終えホッと一息。
爺婆は今でこそ爺婆だけど、舅の遺したぶどう園を継いだのはずいぶん若かった。
きっと舅も私たち息子夫婦のように定年後を果物作りで過ごしたいと考えて準備していたに違いない。
思いがけなく渡されたバトンは私にとっては重荷ではあったが、夫婦で協力するしかなかったんだ。
この仕事も長く続けてきた今は生き甲斐にもなってきたわけです。これもなかなかいい人生じゃないかしらといつ頃からか思えるようになった幸せ者ですわ。
収穫を終えたシャインマスカットの温室は一面黄金色に輝き今年もこの時季のこの光景をカメラに収めずにはいられませんでした。
人生100年時代、あと何年出来るのだろう・・・ささやかな希望を持って老いの歩幅で頑張って歩いて行こうと思う黄昏時。
< 苦難さえ過ぎてみれば黄金色 >