晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

花かんざし

2012-02-09 23:08:23 | Weblog
 花の名前は知っていても花言葉までは知らないことが多いもの。
時にその花言葉は何だろうと思うことがある。
<花かんざし>の花言葉は、思いやり、温順、明るい性格だとか・・・。

 母がお世話になっている老人施設の花壇はリニューアルされ、パンジー、花かんざし、菜の花がこの寒さの中で咲いています。
 ちょうどこの<花かんざし>の前で、顔なじみの利用者さん家族の方に出会い立ち話。
入所が母と同じ頃でしたから、5年になろうかと思います。
 毎日、電車・バスを乗り継ぎ、一時間半かけて実のお母様と叔母様の所まで通われています。
60代半ばかと思われる彼女は、二人分の洗濯物の詰まったリュックをいつも背負っていらっしゃいます。近ごろ少し背が丸くなられ、前かがみで歩く姿が以前より変わってきたように思えます。
 ”叔母には大事にしてもらったし、自分は家族のいない独りの身だから、出来るだけのことを・・・”と何度か話されました。
 それにしても、母娘の慈愛を感じます。

 同じ利用者の我が家では、入所当初の寂しさ・切なさもいつの間にか無くなり、洗濯物の交換と面会がいつの間にか生活の一部でしかなくなったようです。
介護度も上がり、会話も交わせない現在ですから・・・。
 義母という関係が希薄にさせているのか・・・と彼女と話しながら思われたのでした。

  < 老々の 寂しさ背負い 語り合う >

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