晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

サクラ

2009-04-12 21:42:38 | Weblog
 小高い桃畑から眼下に見える一本のサクラの木は少し遅れて今が満開です。
 周辺の畑は果樹栽培を止め荒野となってしまった箇所もありなんとも寂しい光景ですが、この季節にはどうであれここに居ましたと律儀に毎年花を楽しませてくれるサクラの大木です。
 雑木の中に紛れ存在感もないのですが、一年に数日の開花でこの地に居住権があるのだと自信満々のサクラです。
 このたった一本だけの大木は私のサクラランキング堂々の2位なんです。

  < 寂れても なお雅やか 山桜 >

絶景

2009-04-11 21:58:56 | Weblog
 桃源郷を物語る南斜面の日当たりの良いわが家の桃畑。
 桃の花も薄ピンクから赤みを増し畑の表情も変わって来たようです。今日もラジオとカメラ持参の桃畑での仕事です。
 通りかかる人たちは山野草を摘み歩く人、リュックを背に写真撮影をする人、畑仕事に向かう人など等さまざまです。そんな人たちの様子も高い位置から楽しみながら花摘み作業。
 青く澄んだ空もきれい、ハラハラ舞い散る花吹雪もきれいと何度となくカメラを向けては仕事も中断してしまいます。
 今日は桃畑の写真撮影の中年男性にカメラを向けられ何だかモデル気分と勘違いの私です。なにしろ自慢の桃畑は今が旬ですから・・・。

  < 咲いてよし 散ってもよしと カメラ向け >

感動

2009-04-10 23:00:02 | Weblog
 春の夜空の満月は感動でした。
 そろそろ春モードに切り替えて朝の始動を早めようと心に決めた昨夜でした。
予定通り30分早い起床。
 朝の報道は天皇、皇后両陛下の御結婚50年。記者会見に臨まれた両陛下のお言葉に感動し、何度も繰り返される報道にその都度見入っていたのでした。
今朝はいつもになく清清しく思えたのです。
 気持ちよく洗濯物も干し、いつものように足元のイチゴに目をやると、これも思わず息を呑むほどに感動です。
 ピンキング鋏でギザギザカットしたような葉っぱの刻みのひとつひとつにキラキラと朝露がまぶしく光り輝いてなんともいえない感動に思わずカメラを取り出したのでした。 
 今日から春時間。幸先の良いスタートです。

  < 早起きに 感動を得て 身も軽く >

花あそび

2009-04-09 22:02:59 | Weblog
 昨日はトキのごとく羽をのばしたのですが、さすがにいつまでも花に浮かれてばかりいては・・今日は畑に舞い降りたおばさんです。
 やはり、働いてこそ遊びが充実してくるようです。遊びがあっての仕事ともいえますが。
 昨日の京都・大山崎山荘美術館は桜も一番の見ごろとあってしっかり命の洗濯もできました。今日は初夏を思わせる汗ばむ陽気の中、気分も新たに桃の摘花にかかります。今が盛りの花を摘み落としているのです。
 毎年、心ない作業に胸が痛みますがそれでも、摘み落としたピンクの花は畑を覆った黄色いタンポポと雑草のグリーンのジュータンの上で映え春の作業を楽しませてくれます。
 春風に桃の花びらもメロディーを奏でるように舞い仕事もまた楽しかな。

  < 春の日は 花と戯れ 畑仕事 > 

朱鷺(トキ)

2009-04-08 22:08:55 | Weblog
 先日、佐渡島のトキが海を渡り本土に飛来しているとの報道があった。
佐渡から福島市、角田市にまで元気よく飛び歩いたのも確認されたとか。驚いたことに全てが雌であったことに感動と納得の私です。
 トキも人もやはり雌は生き生きと逞しく生きているらしい。中の数羽は佐渡恋しいのか舞い戻っていた事にも少し安心。
 本日の私達も青春真っ只中とはいきませんが18切符一枚で大きく羽ばたいたのでした。
 ”行かない?”のお誘いの声に面識が有る無しかかわらず、一日良き旅仲間となれるんです。
 トキに限らず、優れた行動力は生きていく上にも大きく役立つものと信じているのです。

  < 羽ばたいて 桜舞い散る 京の山 >

記録・記憶

2009-04-07 21:39:31 | Weblog
 草花の成長過程を楽しみながら写真撮影をすることがこんなに楽しいものとは・・・。季節により移り変わる自然を写すもまた楽しみ。
 この歳になりレンズを通してモノを見ることに夢中になり楽しい反面、少々後ろめたく思うことがあるのです。
 我が子の成長過程を記録として写真にして残す事を怠っておりました。
毎日カメラを離さず持ち歩きながら花だの犬だのにレンズを向けながら心で詫びているのです。申し訳ないと・・・。
 親としては、もちろん我が子ですから脳裏の記憶にはたくさんの画像があるのですが、もはやセピア色でボケかけた画像であります。
 かわいいチューリップなどは何度モデルに採用されたやら・・

  < 過ぎた今 心の中で 詫びる母 >
 

満開

2009-04-06 22:04:59 | Weblog
 桜だよりは8割方開花すると満開とみなされるとか・・・。なるほど、全て開花すると散りゆく花もあるのでしょうから。
 今日は、私が決めた標準木も満開宣言です。
 昨年、開花時期を見逃してしまい今年はこの自慢の桜を案内しようと見はからっていました。
 どうぞ一年お元気で・・・来年必ずお花見を・・・と約束して一年が経ちました。なにしろ97歳とご高齢ですから少し心配でしたがお変わりなく杖で充分歩行も完璧です。
この青空の下、満開の桜を見上げ私達若い者は”ワ~ッきれい”と思わず感嘆の声にバンザーイ!ですが、おばあちゃんは違います。
 ”まぁ~みごとな~”と両手を合わせ”ありがたい”と合掌されました。
一年経てば春が来て桜が咲く、そんな当然がとても尊い事なんだと思ったのでした。
 ”ありがたい”と思えるほどに日々暮らさねば・・と考えさせられたお花見でした。

  < 神秘なる 大樹の力に 掌を合わす >
 

しょうたいじょう

2009-04-05 22:11:41 | Weblog
 招待状が郵便受けに入っていたのは数日前でした。
 ”なでしこホール”でピアノはっぴょうかいがあります。ぜひきてください。
お隣の可愛い小学生のお誘いでした。
 我が子の発表会以来で客席の私の方がドキドキですが当人は初めてのステージだというのに終始ニコニコ。
客席の視線を全て自分に集め、フワフワピンクのドレスに身を包み練習の成果を発揮して満足そうにピョコリとお辞儀をしアッという間に終了でした。
 これからまだまだ将来が楽しみな彼女に”おばちゃんも生まれ変わったらヒロちゃんのようにピアノが弾けて、歌が歌えてチョッピリ美人になりたいと思っているよー。”と励まし半分の本音を話したのでした。

  < この歳で 少女のような 夢を見る >  

飽食

2009-04-04 21:23:31 | Weblog
 朝から雨、家の中では万歩計のカウントも進まないまま何度とはなく誘い誘われティータイムです。増えるのは摂取カロリーばかりなり。
 今日のルイコは食卓で”ごはん、まだぁー!”スタイルです。
困った事にこの豊かな今日、お腹ペコペコで”ごはんまだー”なんて待ちわびて食事をすることがなくなったように思える。
 チョッとお茶、チョッとオヤツ、ついツマミ食い・・・肥満も生活習慣病も心配なんですが・・・。そりゃ無理です、時間が有り食べ物が目の前に氾濫しているのですから・・・。
 子どもの頃、日暮れまで無我夢中で遊び”もー死にそー!”とお腹を空かせて食べる粗食の美味しかった事。何故かそんな事すら心豊かな良き時代だったと思えるこの頃です。

  < 雨の日の 止むことのない ティータイム > 

4月3日

2009-04-03 21:33:40 | Weblog
 通りかかりの吉備路ではピンク色に染まる桃の花と五重塔が春らしい景色を見せてくれました。やはり桃の節句は月後れの方がふさわしいように思えます。
 4月まで頑張りとおしたわが家のお雛様ですがいよいよ仕舞いこまなければ・・・。
 今年はお内裏様・お雛様の立ち雛だけがひっそりと今まで過ごしておりました。
毎年決まったようにお内裏様・お雛様はケースに左右に距離をおき、まるで仁王立ちで飾っていたのですが、今年は変革の年でした。
ブログ用写真撮影のために寄り添っていただきましたところ、今までとは別カップルのように仲むつまじく好印象なんです。そのお顔までもが微笑んでいるようです。
 大発見でした。やはり人と人との距離は近いほうが何故か安心感があるように思えるのは歳のせいなんでしょうか。

  < 桃の花 遠い彼方に 姿映え >  

チューリップ

2009-04-02 21:35:23 | Weblog
 ♪さいた さいた チューリップの花が・・♪子どもの頃、だれもが歌った歌。 わが家の一番咲きの真っ赤なチューリップも大きく開きのびのびリラックスして可愛い姿です。
 ラジオから聞こえた地方のことばで語る民話に心ひかれ、むかし話や童話を語るストーリーテリングもいいなあと興味深く聞いたのでした。独り考えながらボソボソ語ってみるのも脳の活性化にいいのではと密かに思っていたのです。
 真っ赤なチューリップから”おやゆび姫”の話を思い出し語ってみようと思ったのですが、どうにも肝心のストーリーが思い出せないのでした。
 語るよりそれ以前の問題で、記憶を呼び戻すことが活性化と思われるのです。

  < 歌うとも 語りはできぬ チューリップ >

花曇り

2009-04-01 20:46:52 | Weblog
 4月1日 桜四分咲きの花曇り。
 ”むかしは、お弁当を作り子ども達は山遊びに行ったものだ”と何度となく4月1日には姑は話していた。乗り物に乗るでなく近所の子ども達が近くの山に登っていたらしい。
 昨日は畑仕事をしていると大勢の子ども達がワイワイ・ガヤガヤ通りかかり道を尋ねられた。どうやら放課後・休暇中を学童クラブで過ごす子ども達がハイキングにあの桜咲く山を目指しているらしい。
”こんにちわ!”と声かけられ引率していた方と顔を合わせ”あら!まあー!”でした。
声かけてくださったのは我が子の同級生のお母さんで子育て期を共にした母親同志でした。
 あれからすでに20年は経過し子育ても終えた今、彼女は学童クラブのお世話をし働く若いお父さん・お母さんの子育てを応援しているらしい。
ニコニコ顔の彼女がイキイキ輝いて見えました。
 30分も歩けば桜は見えるはず。きっと聞こえるだろうと思ってました”ヤッホー!”が何人分も畑まで聞こえてこちらまで楽しくなったんです。
♪僕らは きっと待ってる・・♪鼻歌で軽やか畑仕事

  < 蕾よし 満開もよし 子育て期 >