以前の記事で触れた丸山花街に残る史跡料亭「花月」。
その時は祝いの日で貸し切りだったため食事は出来ませんでしたが、
その後予約が取れたので食べに行きました。
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龍馬の刀傷で有名な大広間とかもあるようですが、
通されたのは一番奥の小部屋で、貸し切りでした。
外の日差しが強ければ強いほど、
室内が暗く感じる日本家屋の採光をうまくつかった、
心地いい部屋です。
最初に「御鰭(おひれ)」というお吸い物がだされ、
それを飲み干してから料理がスタートのようですが、
その間、花月の由来等の女将の前口上があり、
これがウムを言わさない強さがあって凄いです。
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※画像はクリックすると拡大します。
料理は基本的に卓袱(しっぽく)料理のコースのみ。
最低限の品数コースから単純に品数を増やして、
料金が決まって行くシステムのようです。
全体的には和食がメインですが、
最後の頃に食事として出てくるご飯(右下)は、
中華スープかけご飯、デザートにはゼリーが出て、
更にその後、お汁粉がつきます。
どの料理も甘みをかなり感じる味付けは、
長崎独特の味付けではないでしょうか。
そういえば関東の人間にとっては、
長崎の味付けはどれもみな甘い味ですね。
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仲居さんがくるたびに花月のことを聞きまくるので、
興味があると思ってくれたのか、
団体席で披露されている踊りを、
わざわざソデから見せてくれました。
決して笑わない、というか、
どちらかというとむっとした表情で踊る宴席の舞は、
異文化を感じます。
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その後、店内を全部案内してくれました。
って、完全に観光客だと思われただけですね。
(実際そうなんですけど…
)
おかげで国内初の洋間といわれる、
「春雨の間」も見ることができました。
天井には朱を背景にした花鳥画、
中国風の窓装飾にタイル貼りの床と、
まさに長崎の「和華蘭」文化が凝縮したような部屋です。
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強烈な女将。
料理、店内、踊り、どれをとっても、
異空間なワンダースポットでした。
■シリーズ:長崎さるく■
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その時は祝いの日で貸し切りだったため食事は出来ませんでしたが、
その後予約が取れたので食べに行きました。
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龍馬の刀傷で有名な大広間とかもあるようですが、
通されたのは一番奥の小部屋で、貸し切りでした。
外の日差しが強ければ強いほど、
室内が暗く感じる日本家屋の採光をうまくつかった、
心地いい部屋です。
最初に「御鰭(おひれ)」というお吸い物がだされ、
それを飲み干してから料理がスタートのようですが、
その間、花月の由来等の女将の前口上があり、
これがウムを言わさない強さがあって凄いです。
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※画像はクリックすると拡大します。
料理は基本的に卓袱(しっぽく)料理のコースのみ。
最低限の品数コースから単純に品数を増やして、
料金が決まって行くシステムのようです。
全体的には和食がメインですが、
最後の頃に食事として出てくるご飯(右下)は、
中華スープかけご飯、デザートにはゼリーが出て、
更にその後、お汁粉がつきます。
どの料理も甘みをかなり感じる味付けは、
長崎独特の味付けではないでしょうか。
そういえば関東の人間にとっては、
長崎の味付けはどれもみな甘い味ですね。
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仲居さんがくるたびに花月のことを聞きまくるので、
興味があると思ってくれたのか、
団体席で披露されている踊りを、
わざわざソデから見せてくれました。
決して笑わない、というか、
どちらかというとむっとした表情で踊る宴席の舞は、
異文化を感じます。
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その後、店内を全部案内してくれました。
って、完全に観光客だと思われただけですね。
(実際そうなんですけど…
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おかげで国内初の洋間といわれる、
「春雨の間」も見ることができました。
天井には朱を背景にした花鳥画、
中国風の窓装飾にタイル貼りの床と、
まさに長崎の「和華蘭」文化が凝縮したような部屋です。
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強烈な女将。
料理、店内、踊り、どれをとっても、
異空間なワンダースポットでした。
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卓袱料理、ずいぶん食べに行ってませんね。
長崎にも花月を始め古くからの料亭が何軒もあります。
滅多にフルコースは食べられないので、毎月積み立てをして忘年会を料亭でやったりしていました。
「御鰭(おひれ)をどうぞ!」
あなた(お客様)のために魚1尾丸々使いましたという、もてなしの意味ですね。
そういった意味があるみたいですね。
花月でもらった冊子に書いてありました。
そういえば稲佐山観光ホテルのレストランで、
出島懐石としてだしている料理が、卓袱料理ではないかと思います。
花月はとても高いですが、稲佐山のは確か4,000円位で、
けっこう充実した内容で、美味しかったのを覚えてます。