宮城県の北部、奥羽山脈の東側の麓にある、
細倉鉱山のシリーズです。
前回に引き続き、鉱山住宅跡。
鉱山の南東、佐野地区と呼ばれる所に、
嘗ての幹部職員用の「佐野社宅」が残っています。Mapion
この社宅群は、実際に使われなくなった直後に2007年に
映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
のオープン・セットとして使われたために、
かなりの部分で手が加えられてしまっています。
前回の記事では、
当時の姿を留めてると思われる場所をアップしましたが、
今回は、
オープン・セットとして作り込まれてしまったと思われる場所を中心に、
アップしようと思います。
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入口から入るとまず目に入って来るのがこの光景です。
最初は嘗ての商店の名残かと錯覚しますが、
この部分は建物も含めて全てオープンセット。
しかし、いくら近ずいて見ても、
建物の壁や扉など、並んで建つ当時の建物と比べても、
まったく遜色がありません。
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この一角は、当時の建物の外観を利用しながら、
主に看板だけ付け加えて、
商店街にしてしまったエリア。
昭和かどうかは分かりませんが、
雰囲気のある街並にはなっています。
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映画での居酒屋に改造されてしまった建物。
居酒屋のセットは確かに良く出来てますが…
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電柱に設置された看板の傷み具合等、
TDR並みの気合いの入り様です。
右側に写る建物は棟割長屋ですが、
幹部職員の住宅で棟割りは考えられないので、
これは建物自体もセットで造られたものじゃないでしょうか。
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敷地の奥には、社宅街で一番大きな、
鉱長さんの社宅があります。
建物は実物ですが、
奥の「西島炭鉱」と描かれた事務所は書き割りです。
映画の舞台は筑豊炭鉱で、
西島炭鉱も架空の炭鉱なので、
細倉鉱山とは全く関係ない世界ですね。
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一般公開では室内も見学ができます。
これもどこまでが実際のものかは分かりませんが、
段差のある土間や竃など、
貴重な光景を見る事はできます。
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部屋をもう一つ。
鏡台や炬燵櫓など、これらも今では見る事のなくなった、
日本の家具ですね。
ただ鏡台に布がかかってなかったり、
炬燵やぐらが剥き出しで部屋に置いてある等、
なかなか不思議な光景だとは思いますが。
◆
佐野社宅は無料で一般公開されていましたが、
3.11の震災以来見学は出来なくなってしまっているようです。
1日も早く復興してくれるといいですね。
<<< ガンバレ!東北 >>>
細倉鉱山のシリーズです。
前回に引き続き、鉱山住宅跡。
鉱山の南東、佐野地区と呼ばれる所に、
嘗ての幹部職員用の「佐野社宅」が残っています。Mapion
この社宅群は、実際に使われなくなった直後に2007年に
映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
のオープン・セットとして使われたために、
かなりの部分で手が加えられてしまっています。
前回の記事では、
当時の姿を留めてると思われる場所をアップしましたが、
今回は、
オープン・セットとして作り込まれてしまったと思われる場所を中心に、
アップしようと思います。
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入口から入るとまず目に入って来るのがこの光景です。
最初は嘗ての商店の名残かと錯覚しますが、
この部分は建物も含めて全てオープンセット。
しかし、いくら近ずいて見ても、
建物の壁や扉など、並んで建つ当時の建物と比べても、
まったく遜色がありません。
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この一角は、当時の建物の外観を利用しながら、
主に看板だけ付け加えて、
商店街にしてしまったエリア。
昭和かどうかは分かりませんが、
雰囲気のある街並にはなっています。
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映画での居酒屋に改造されてしまった建物。
居酒屋のセットは確かに良く出来てますが…
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電柱に設置された看板の傷み具合等、
TDR並みの気合いの入り様です。
右側に写る建物は棟割長屋ですが、
幹部職員の住宅で棟割りは考えられないので、
これは建物自体もセットで造られたものじゃないでしょうか。
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敷地の奥には、社宅街で一番大きな、
鉱長さんの社宅があります。
建物は実物ですが、
奥の「西島炭鉱」と描かれた事務所は書き割りです。
映画の舞台は筑豊炭鉱で、
西島炭鉱も架空の炭鉱なので、
細倉鉱山とは全く関係ない世界ですね。
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一般公開では室内も見学ができます。
これもどこまでが実際のものかは分かりませんが、
段差のある土間や竃など、
貴重な光景を見る事はできます。
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部屋をもう一つ。
鏡台や炬燵櫓など、これらも今では見る事のなくなった、
日本の家具ですね。
ただ鏡台に布がかかってなかったり、
炬燵やぐらが剥き出しで部屋に置いてある等、
なかなか不思議な光景だとは思いますが。
◆
佐野社宅は無料で一般公開されていましたが、
3.11の震災以来見学は出来なくなってしまっているようです。
1日も早く復興してくれるといいですね。
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