BECOME THE ONE!! ~COACH Mr.RYO~

2000年からシドニーでコーチをスタート。夢はもちろんオリンピック!

Junior のテーパー

2008-06-25 23:02:17 | Weblog
いつも悩みます。

今回はメトロなのでかなり大きな大会です。それにあわせていく選手とそれ以上の結果を州選手権で残すのが大事な選手。いろいろな選手がいます。

その中で、メトロを切れなかった選手もいます。。。

練習のモチベーションをそれぞれが持つのが難しい環境かもしれません。


自分の目標がどこになるのか?いつも語りかけていますが、どこまでその言葉が届いているのか分かりません。


今の私の心の中では、今回のメトロ、選手の出来は、50%です。

後の半分をどこまで精神面を屈指してあげてこれるか?

今日はそれを試すためのセットを組みましたが、どうやら逆効果だったようです。


週に5回ほどしか練習してないので、やっぱりテーパーって真剣に組むのが間違っているのでしょうか?

ガンガン最後の最後までやって、最終日休ますくらいの気持ちでいいのかもしれませんね。でも、私は丸一日OFFを試合の前日に持ってくるのがいやです。

じゃあ、どうすんねん!


今日カナエに言われました。

「前回のメトロの前も、RYO君、今日みたいに落ち込んでたよ。でも選手はスイッチ入れて本番では結果残してくれるからっ!」

と。

でも、なんかそんな博打のようなことは期待したくないと言うか、やっぱり普段の練習をやる上で、


「よしっ!いける!!!これで準備はOK!」

って思えるようになりたいです。



しかし、今回も、どうやら前日まで落ち込みそうな気配が。。。



心の準備

2008-06-25 00:05:58 | Weblog
が出来ていない選手が多いな~


ただやらされているだけでいいのかな?

常に自分のレースのイメージを持って欲しいなー。特に試合が近づいたときはね。

今日は朝練習は最高でしたが、午後は・・・いいところなしって感じです。

残り3日間でどこまで準備できるか?
心の準備が本当に大事です。


最高のパフォーマンスを、プレッシャーのかかる舞台で出せるのか?

それが普段のぬるま湯の中ではなかなか見えないようですね。

特にうちの選手は精神的に弱いところがあるからな~。


本当に勝てる選手は、やっぱり心行きが違いますよね。

教えられる部分と天性の部分ってやっぱりあるのかな~?



4日後に答えが出ます。


さあ~勝つのはだれだっ!

メトロは勝負の舞台ですよ!!!

新しいスタート台

2008-06-23 23:10:08 | Weblog
こんなやつですね。


これはかなり速くなりそうですね~。

いや~それより踏み切りやすそうですね~


前体重より後ろ体重になるのかな?どうなんでしょう・・・


スタートはトラックスタートが主流になって、それを中心に指導になるのかな?

さあ、今週末は・・

2008-06-23 23:00:58 | Weblog
いよいよメトロポリンタン選手権!!
今日はオフ明けで、エアロビクス中心(Pullで)でしたが、やはり気合が入っている子とそうでない子が明らかになる、月曜日。最初にかなり気持ちを込めて熱弁しましたが、どうしてもそれが伝わらないようです。。。選手の心に響く何かを常に求めたいと思います。ちょっと寂しさが沸いてきた今日の練習でした。

さて、二日目のASCTAのセミナーでもいい話が続出。

メインは、ユースのヘッドコーチ、NSWISのヘッドコーチの話し。もちろん、我BOSS、RICKのスピーチが最後を締めてくれました。

AUSならではの内容でした。

どのスピーカーも声を高々にして言っていたのが、

”UnderWater”の技術の向上です。

今は5種目目に値する、潜水の技術がとても大切だと。

「ごもっともです!わかっておりますよー!」でしたが、改めて言われると、つくづく、「あかん、あかん、もっと練習で強調していかなあかん!!」

って思いました。

それと、IMの強化!
特に男子はかなり低迷しております。AUSにはマット・ダンや、ジャスティン・ノリスという有名なIM選手がいましたが、やはり世界のメダリストにはなっておりません。

そこで、Rickのスピーチはかなり説得力ありましたね~。どうやって400mIMの強い選手を作るのか?トムドーランの例を使って熱弁してくれました。IMのセットなども紹介してくれました。トムは喘息持ちだったので水中の動作に難があったようですが、それでもシドニー2000での400mの世界記録+金メダルは象徴的だったようです。トムは、バックが特に強い選手でした。
400IMを育てるには、全ての要素が必要です。持久力、スピード、テクニック・・・長期プランで育てる必要があると。


それは9歳から12歳のジュニアからはじめないといけない!!と。

その年代は2016年の成功を目標に行かないといけません。




おっと、それと、新しいスタート台も五輪後から採用されるようですね。それもAlan Thompsonヘッドコーチから伝えられました。正式に採用されるのが10月のWCからとか?
シドニーのオリンピックプールにも早急に設置されるようです。
そうなると、トラックスタートが断然ポピュラーになるでしょうね。
奥行きが長く、端に角度が出来て、そこを思い切り蹴れるようになるそうです。陸上のスタートに似てきましたね。


イーモン・サリバン情報ですが、彼は60kgを背負って、懸垂10回以上できるそうです。素晴らしいパワーですね!
しかし、彼がジュニア時代は、たくさんのスポーツをしていて常に怪我をしていて、練習おろか、試合にもよく影響があったそうです。スプリントですが、元は200mを中心に練習していたそうです。
ケンリック・モンクも元はIMがバックグランドだとか・・・ナショナルでIMで優勝したこともあるそうです。


それとUSA情報ですが、16以下の男子で、400IMを4分30秒未満で泳ぐ選手が実に70名近くいるそうです。。。これはすごい!!!それに比べると、AUSは・・・ってなりますよね。
まだまだフェルプス健在ですが、ラクティーなどを除いても、すぐに次が育ってきそうですね。
北京の400IMは、シドニー、アテネと続いている(フェルプス、ベント)USAの1-2フィニッシュがまたされるのでしょうか?

ん~IMは面白いですね~。

女子はライスとホフの争いが面白いですね。RICKの予想では、最後の50mFSの争いが面白いと言っております。

ちなみに、ライスが世界記録を出したのは、水着のせいでもなく、彼女のBRだと言っております。

07年のメルボルンのときのBRのラップが1分22秒、で今回の選考会が1分18秒。その4秒短縮が実に、彼女の7秒ベストに繋がったと言っておりました。

ですから、ウィークポイントを克服する!!!それがかなり大切ですね!



私もこれから週の練習スケジュールに”Weak Stroke”のセッションを設けることにします。こっちの選手はかなりわがままですが、苦手種目をできるだけ”心地いい”状態に持っていくことが大事だということを選手に伝えていくつもりです。



さて、その一環でもありますが、7月6日はIM大会の日です!
みんなの成長をとくと見せてもらいますよーーー!



とにかく、今週はメトロ目差して頑張っていきましょう~

ASCTA NSW AGE GROUP SEMINAR

2008-06-21 21:59:06 | Weblog
この週末、今日と明日は、ASCTA主催の

NSW AGE GROUPのコーチのためのセミナーです。

今日はその初日。
朝から晩まで、みっちりといろいろな興味深い講習をいくつも聞くことが出来ました。

内容は様々でしたが、(テクニック系、心理学系、ストレッチ&ドライランド、北京五輪に向けて・・などなど)

どれもとても意味のある内容でした。


最近のNSWはThorpeの引退後、かなり低迷しております。

やはり講義中も、そこに焦点が向けられた質疑応答が結構”熱く”されておりましたね。

ヘッドコーチの、Allan・Thompsonの抗議はやはり一番多くのコーチが聞き耳を立てていたようです。予定よりかなり延長されましたからね。

一番ホットは話題でもある、ナショナルチームの水着についても意見を聞くことが出来ました。

(要するに、これですね)

Thompson曰く、
「AUSは幸いなことにSPEEDOがスポンサーなので選手は着ることができます。しかし、選手達に選ぶ権利があります。選手が本番で一番ベストと思う水着を選べばいいと思っております。コストは問題ありません。フェアにいくためにも、水着のテクノロジーの進歩を素直に受け止め、一番効率良いとされるもの(水着に限らず)使用するべきです」

しかし、エージグループに対しては、
「水着への執着はいらない!それは確かなレベルに達してからの話である」と。


NSWは他の州、とくにQLDに比べてかなり全体のレベルが劣っております。

いろいろな問題が考えられますが、シドニーのカルチャーがそうさせてしまっているようです。(大雑把ですみません)
「25mプールでもいい選手は生まれる!だから自分の置かれている場への不満を言うならそこからいい選手を生み出す努力をしろ!」とThompsonや、Monkのコーチ、Tonyからも激が飛びました。

しかし、NSW州から今回代表に選ばれた選手4人(たったの・・・)は、全員、50mプールで普段から練習しております。うち2人は、オリンピックプールで練習しております。後の2人もThorpeを生んだ、屋外50mプールで練習しております。

QLD州には、最高の施設をもつプール(クラブ)がかなり多く存在します。それはやっぱり好条件なのではないでしょうか?

NSWはどこもレーン(50m)を借りるのにとても苦労しております。レーン使用料もかなり高額になっております。
それなのに、どの州よりもクラブの数が多い・・・

ん~どうなんでしょう。
25mプールでも十分選手は育つと思っております。しかし、ある程度のレベルに達すれば、それなりの条件で戦う必要があると思います。

とにかく、当分NSWの低迷は続くような気がします。

しかし、それをチャンスと思い!私は前を見て、夢に向かって進みますよーーー!

QLDといえば、このコーチ!世界のStephanです。

今回で、Stephanは3回連続、Coach of The Yearに選ばれました。

早く彼に追いつき追い越してみせますよー!!!

(今はまだ憧れっぽいのですが、必ず!!!!いつか!!)


ってなわけで、明日もSeminar楽しみです。
明日は我等がRickとTom Dolanがスピーカーで登場します!!

(オリンピックトライアルの時の観戦する2人)
どんな話がされるのか本当に楽しみです。

(シドニー2000の時。金メダル+世界記録!最強のコンビでした!そのコンビが再び!!!)