ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

恐怖

2015-02-14 20:41:31 | Weblog
今日はバレンタインデーなので、
昨日、板チョコを買い、今日は仏壇にお供えした。父と弟のために。

そして、バレンタインというイベントが好きでない理由を思い出してみた。
ついでに、クリスマスも嫌いだ。
過去を探っているうちに、両方の原因がともに、小さい頃の思い出にあることに行き着いた。
やっぱり私は根に持つタイプだと実感した。

バレンタインは父との思い出、クリスマスは母との思い出だった。
ふたつとも、同じ心理が原因で、それは、
相手が喜んでくれたという実感を持てなかったので、もう嫌だ、だった。

つまりは見返りを求めての行動に対し、
私が期待した通りのリアクションではなかったので幻滅した、という
甚だ独りよがりに盛り上がって、勝手に幻滅したという結果だったわけだ。

そして、死んでしまった人は、私を裏切ることはないゆえの安心感があり、
素直にチョコレートを供えるということもできるわけなので、
こうした独りよがりの心が、このまま狂気に走るのではないかと、
最近少し、恐ろしくなっている。

富士

2015-02-01 19:44:23 | Weblog
土曜日に、伊東へ行く用事があった。

久しぶりに乗った「こだま」は、ほんのりと昭和の記憶を蘇らせてくれた。

車窓から見えた富士は美しかった。



熱海から伊東線に乗り換え、車窓からのぞむ朝のお日さまを映す海。



日本の自然は美しすぎる。
もうこれだけで、完璧。
足すものも引くものもない。

その後、少し肉体労働をして、仕事が終わった瞬間に、
またまた遠くに富士山がのぞめた。



思わず手を合わせて拝んだ。

理屈じゃなくて、心の底から自然にわきあがる感謝の気持ち。
こういう瞬間が、人生には必要だ。

帰り道、伊東線の味のある駅舎の向こうに、お月さまが見えた。



そして、朝の光を映していた海が、今度は夕焼けに包まれていた。



遥かなむかしから繰り返されてきた光景。

それにしても、iPhoneのカメラ、すごいなあ。