萩尾望都、小学館文庫。
先日『母は娘の人生を支配する』を読んで、その中で紹介されていたので、
友人からさっそく借りた。
私は一人娘なので、よくわからないけれど、
姉妹のいる友人からは、よく「母は妹のほうが好きみたいだ」とか
「姉のほうがかわいいらしい」と聞く。
当人だけの言葉を聞くと、本当にそう信じられてくる。
本当にそんなことがあるのか???
と思うけれど、頻繁に耳にするから、実際にあるのだろう。
ただし、姉と妹、両方と友だちである場合、
得てして、姉は「妹のほうがかわいがられている」と言うし、
妹は「なにかにつけて姉のわがままは通っている」のように、
お互いがお互いを「ずるい」と思っているみたいなので摩訶不思議だ。
特に、母プラス姉妹という図式は、濃い。
私の母には妹がいるが、その叔母との付き合いが、私は一番難しいと感じている。
なぜなら、姉である母との確執を、私にまで敷衍してくるからだ。
その一番の理由は、私と母の顔や声、しぐさが似ているから、
私を見ていると、どうもモヤモヤくるということらしい。
これを「とばっちり」と言う。
でも、こういったとばっちりは意外と多い。
人は、知らず知らずのうちに、周囲の人の影響を受けて似てしまうことがある。
それが、母親なら当然。
そして、自己嫌悪から、自分に似ているものを憎んでしまうのも当然。
ナルシストが、歪んで出ると、そんな感じになってしまう。
私は、母に似ている部分があるけど、というか無理して似せていた部分もあるけど、
以前父が、「おまえは母親が一番コンプレックスに感じていたことを
まったく何とも思っていない。だから全然違う人間だよ」と言ってくれて、
救われたことがある。
読んだ後、思っていたほどには暗くならなかった。
先日『母は娘の人生を支配する』を読んで、その中で紹介されていたので、
友人からさっそく借りた。
私は一人娘なので、よくわからないけれど、
姉妹のいる友人からは、よく「母は妹のほうが好きみたいだ」とか
「姉のほうがかわいいらしい」と聞く。
当人だけの言葉を聞くと、本当にそう信じられてくる。
本当にそんなことがあるのか???
と思うけれど、頻繁に耳にするから、実際にあるのだろう。
ただし、姉と妹、両方と友だちである場合、
得てして、姉は「妹のほうがかわいがられている」と言うし、
妹は「なにかにつけて姉のわがままは通っている」のように、
お互いがお互いを「ずるい」と思っているみたいなので摩訶不思議だ。
特に、母プラス姉妹という図式は、濃い。
私の母には妹がいるが、その叔母との付き合いが、私は一番難しいと感じている。
なぜなら、姉である母との確執を、私にまで敷衍してくるからだ。
その一番の理由は、私と母の顔や声、しぐさが似ているから、
私を見ていると、どうもモヤモヤくるということらしい。
これを「とばっちり」と言う。
でも、こういったとばっちりは意外と多い。
人は、知らず知らずのうちに、周囲の人の影響を受けて似てしまうことがある。
それが、母親なら当然。
そして、自己嫌悪から、自分に似ているものを憎んでしまうのも当然。
ナルシストが、歪んで出ると、そんな感じになってしまう。
私は、母に似ている部分があるけど、というか無理して似せていた部分もあるけど、
以前父が、「おまえは母親が一番コンプレックスに感じていたことを
まったく何とも思っていない。だから全然違う人間だよ」と言ってくれて、
救われたことがある。
読んだ後、思っていたほどには暗くならなかった。