浅田次郎原作。
今、自分の本棚の整理をしてるんだけど、今回は壬生義士伝。
再読で12年ぶり。
12年も読んでなきゃ捨てろよって話ですが、今回読んでみて再評価。めちゃめちゃいいじゃないですか!これは取っておきますよ。
そもそもテレ東が新春大型時代劇みたいなのを正月に放送していて、そこでこの壬生義士伝が渡辺謙主演で放送されたのが始まりかな。
で、中井貴一と佐藤浩市のW主演で映画化。
どのタイミングでこの本を手に入れたか定かではないが、たぶん映画化の前かな?結局のとこドラマは再放送でも見たし、映画なんかは何日か前にもNHKBSプレミアムで放送されていた、この時は見なかったけどそれくらい頻繁に流れている。なので本を読まなくてもなんとなーく入ってきてしまうわけです。
この本は、誰かが何のためだか知らないが関係者数人に会いに行き南部藩を脱藩し新選組に入隊した吉村貫一郎についての話を聞く。彼らの回想がメインで、その合間合間に吉村貫一郎の述懐、こんな感じでしょうか?
あまりの貧しさに食っていけないことを悟り脱藩した吉村が、妻子に金を送るため新選組で汚い仕事も厭わずに稼ぎ続け、最後は朝敵になってしまう。送った金は義兄がどのように使ったか?とても悲しいお話ですね。