出演:小泉孝太郎、深田恭子、真矢みき、杉咲花、南沢奈央、国仲涼子、江口のりこ
原作:宮部みゆき「誰か Someday」「名もなき毒」
このドラマは面白い。
ずいぶん前に見ており、今回は2度目。
自分の中で面白かったという記憶はあったんだけど、ストーリーを完全に忘れてるので勘違いかなと思ったが、記憶通り面白かった。
まず配役にミスキャストがない。どの役者もその役にはまっていた。
宮部みゆきが小泉孝太郎を指名しただけあって主役として完璧だった。
ストーリーは2部構成で、前半の1話~5話はどちらかと言うと主人公の人物像を紹介する感じで進められる。
義父の命令により首を突っ込んだ事件だか事故だかに、本人のお人よしが絡んで、最後には一番言われたくない言葉を吐きかけられるという苦い終わり方に。
後半の6話~11話はちょっとしたことから事件に巻き込まれてゆくスリリングな展開。
誰もが一歩間違えれば犯罪者になったり犯罪に巻き込まれたり、ある登場人物のセリフで「普通に生きてるのはむしろ立派な部類」とあったが、まさにそのような現代社会であると痛感した。
江口のりこの演技が鬼気迫っていたからそう感じるのだろう。真矢みきや杉咲花も本当に素晴らしい。杉咲花は相手を食ってしまうほどの迫真の演技だった。
「ペテロの葬列」もぜひ再放送して欲しい。
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