藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』そう思っていただけるわかりやすい指導を心がけています。一人ひとりペースに合わせ、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えいたします!年齢問わずスムーズで音楽的な演奏ができるよう、レッスンしています。お子様のレッスンは、親御様と一緒に心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てていきます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学など、ご相談ください。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリン、自然に身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者・経験者とも歓迎いたします! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

一つ上のレヴェル

2008年09月29日 | ピアノレッスン
レッスンで開口一番「なんだか上手くないと思うんです…」と中2のSちゃん。
最近、3声のシンフォニアに挑戦中です。
情熱的な演奏が大好きな彼女、家での練習もたぶん情熱的なのでしょう。
自分なりに一生懸命弾いているのに、なぜ?というのが、
さっきの言葉の裏に見え隠れ。

ちゃんと聴いている人に伝わるように弾くというのは、難しいなと常々思います。
自分が心を込めただけでは音は洪水のようになるだけ。
その音をどのように整理して、弾き分けていくのかが腕の見せ所。
鳴らせるということと、演奏できるということの違いです。

来月ステップに参加を予定している小5のSちゃんも、
今の課題は音の扱い方。
この音はこうしたいから、指をこう動かす。
このフレーズをこうまとめて、けれどこっちのフレーズはこう弾く。
この伴奏の音形はこんなふうに聴かせたい。

情熱的な思いと冷静な分析力、
そしてそれをちゃんと演奏できるレヴェルにまで身につける忍耐力。
ただ単に弾けるというところより1つ上の課題に取り組む大変さに、
生徒たちは悪戦苦闘中。
その横で、これは良い傾向だとひそかに喜んでいるのが私です…。笑