藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
いろいろな日々の話題をご紹介しています。

藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』のはとにかくわかりやすい指導だから。一人ひとりの成長に徹底的に寄り添って、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えします!年齢問わず、スムーズで音楽的な演奏ができるよう、工夫の詰まった指導です。お子様のレッスンは、心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学、全てお引き受けします。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリンだからこそ、身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者も大歓迎! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

合唱祭ラッシュ

2016年10月31日 | ピアノレッスン
この季節、週末は合唱祭ラッシュ。
小学校高学年の生徒たちは、伴奏を弾きたいあまりにお互い励ましあいながら練習に励んでいました。
そして伴奏者オーディションの結果に一喜一憂。
けれど中学生ともなると、それぞれが黙々と練習に取り組んでいたようで、
「明日の合唱祭で弾くんです」と本番前日の夜に話してくれたり、
「〇〇ちゃん、すごく伴奏が上手でした。クラスも最優秀でしたよ」なんていう話を後になって人づてに聞いたり、
「伴奏者賞もらいました!」といって賞状の写真が送られてきたり。

自信を持ってできる事があるって、すごく大切なことだと思います。
なぜならみんな輝いているから。
ピアノが自信になって、1人1人を大きく育ててくれている…嬉しいです。

私も昨日は大きなステージで、合唱の伴奏のコンサートに出演。
大勢の人たちとの一体感を音で感じたり、
気持ちよく歌ってもらえてるという喜びを感じたり、
ひとりで演奏するのとはちがう充実感に満たされました。

ピアノが嫌いにならないように、けれどできるだけ上手になってくれたら

2016年10月30日 | ピアノレッスン
昨日のブログに書いた「ことはじめ」は、
ピアノを始めるきっかけとその年齢ごとのレッスンのイメージです。

けれど本音の部分、
習うならできるだけ上手になりたい(なって欲しい)、
でも無理をして嫌いになったら困るし…、
両極端とも思えるこの2つの心配は、いつも隣り合わせで心に湧きおこるのです。

これも私の経験から。
無理をしているのかどうか?嫌いになりそうかどうか?は、
親御さんや先生にはちゃんと分かります!
そのためにいつもそばで見ているのですから。

どれだけどんなふうに上手になれるのか?
これも分かります!
持って生まれた素質や才能ももちろんですが、
その子がどんなふうに音楽を捉え、感性を働かせているのか、
幼稚園の時に習い始めた生徒を見ていると、
やっぱり大人になってもその子の音楽の世界は変わらないのです。
上達していって、より専門的に学びたいという要求の出てくる場合、
専門的に学ぶならピアノじゃなくて…と別の進路が見えてくる場合、色々あります。

私はピアノの指導者ですから、
生徒がより専門的にと夢見たときに、
「もう今からでは手遅れですね…」という残念なことにだけはしたくない。
だからできるときにできる最善のことをと常日頃思っています。
コンクールに挑戦してみることも、
そのために少し練習に熱を入れることも、
将来必要になるテクニックを早めに身につけておくことも。

でも、今その生徒に覆いかぶさっているストレスも、
手に取るように感じます。
ペース配分をしたり、課題の量を加減したりは当然ですが、
こころとからだの成長具合には、いつも気にかかります。

もちろん、そんな学び方が性に合わない生徒もいます。
そんな生徒には、その子がよりピアノを弾いている満足度が上がる方向へとレッスン。

ちゃんと先生について教わるという安心感は、
その時々で最善の学び方をプロの目で考えてもらえるということですから。笑

年齢別、ピアノことはじめ

2016年10月29日 | ピアノレッスン
歌を嬉しそうに歌い始めたり、
興味津々でピアノに触ってみたり。
音楽好きになって、楽器を身近に感じて演奏も楽しめる子に育ってほしい…。
わが子にそう願う気持ち、とってもよく分かります。

ピアノはいつごろから始めたら…。
最近こんなご相談が増えています。
そこで私の経験をもとに、年齢別ピアノことはじめ一覧です。

2~3歳
声を出して歌ってみたり、楽器を触って音を出してみたりに興味津々。
寝るのも起きるのも、ご飯を食べるのも、おもちゃで遊ぶのも、歌を歌うのも、
生活すべてに垣根がなくって楽しそう♪
将来につながる「音の刺激」を生き生きと経験することが一番の栄養です。

4~5歳
保育園・幼稚園でみんなと歌うのがものすごく楽しい!!
先生の弾いてくださるピアノが、きっと魔法のように素敵に見えているのでしょうね。
あのピアノという楽器、やってみた~い♪
少しずつ器用になってきた指先を動かしながら、音楽の世界を持ち前の空想力全開で楽しみます。

6~7歳
小学校入学をきっかけに、習う&学ぶことに開眼☆
習い事として「ピアノを習う」事そのものにも憧れを感じる時期です。
大人が考えている「学ぶ」スタイルが少しずつできるようになってきます。
教本をすすめたり、ワークブックで書いて学習したりにやりがいを感じる子が出てきます。

小3~高学年頃
男の子が自分から「ピアノ習いたい!」と言い出すのが、意外なことにこの時期が多いのです。
今まで興味を示さなかったのに、今頃???と驚くママも。笑
でもそんな子ほど、音楽の世界にどっぷりはまるのが好きな大人になる傾向が。
理解力も練習を継続する力も、一番育つ時期です。

中学生~
自分の将来をおぼろげながら頭に描いたときに、
「あっそうだった、ピアノが弾ける私になっておかなきゃ。」と思い立つようです。
部活に勉強と忙しいのだけれど、ピアノは別枠のお楽しみ。
誰に強制されるわけでもない、マイペースがこれほど楽しいなんて…。

社会人~
ずっと心にあったピアノ、いつかは習いたいと思い描いていた夢が花開く時。
就職して数年たち仕事にも慣れたので、
そろそろ定年なので楽しみの一つにピアノにチャレンジ、
自分の指先からあの名曲が紡ぎ出す幸せを味わいたい、
今までお教えした生徒さんで、80歳を過ぎてからピアノに初挑戦なんて方もいらっしゃいました。

思い立ったが吉日という言葉通り、
ピアノを習ってみようと思い立つのに、早いも遅いもないのです。

歌えたら、弾ける!

2016年10月28日 | ピアノレッスン
問題:人間が一番器用に動かせる場所は体のどの部分でしょう?
答:それは口です!

生まれたての赤ちゃん、自分の意志で何にもできないけれど、
おっぱいだけは何とか吸えます。
なぜなら、それが生死にかかわるほど重大なことだから。

レッスンでは年齢を問わず(幼稚園~大人まで)、
「歌うこと」「拍子を数えること」をたくさん取り入れています。
脳みそがちゃんと理解して動いていれば、どんなに不器用でも必ず口でしゃべることが出来ます。

ドレミで一緒に歌ってみようよ♪と声をかけても、
実際に歌ってみるとあれあれ???
こんな時、上手に弾けなかったのは指が動かないからではなく、
脳みそがちゃんと動いていないから。
こんな事態、結構あるのです。
分かっているようで、実はよく把握していなかったり、
しっかりと楽譜を見ているようで、目は楽譜をなんとなく眺めているだけだったり。

少しレベルアップしたお話…。
ピアノを弾かずに楽譜に書かれている曲を歌って譜読みしてみます。
まずは正しく音程がとれているかしら?
背景にあるハーモニーの色合いは、感じられているかしら?

一般的に「音感」と言っている部分です。
この力を養う勉強がソルフェージュ。
音に対する感覚と想像力も、日々の練習と訓練で驚くほど伸びるのです。

弾けたからといって、歌えるとは限りませんが、
歌えたら、絶対に弾けます。
本当です!


人生はうつくしくて、いとおしい

2016年10月27日 | 日々のくらし
友人が誘ってくれた映画を観てきました。

ピアニストでありピアノ教師のシーモア・バーンスタインさんのお話。
90年近くの彼の生涯を軸にしながら、
人生について、心のあり方について、愛情について…、
全編を通して美しく暖かく寄り添うピアノの調べとともにつづられていきます。

90分ほどの映画なのですが、
その1分1秒すべての瞬間が砂金でできた砂時計の砂粒のように輝いていて、
流れている曲が暗に意図することや背景にまで想像を働かせると、
ヨーロッパに飛行機で飛んでいけるほどの時間だったようにも感じられ、
けれど、心を解きほぐされていくような安堵感に包まれたまま実はすべてが一瞬で、
一杯のコーヒーを飲む程度の時間だったようにも感じられ…。

淡々と語られる言葉一字一句を残らず覚えていたい!
流れている空気のすべての味わいをいつでも取り出せるよう引出にしまっておきたい!
そんな衝動に駆られるほど、心を揺さぶられました。

「シーモアさんと、大人のための人生入門」
もしよかったら、公式サイトのぞいてみてください。

じぶんの心と向き合うこと、シンプルに生きること、成功したい気持ちを手放すこと。
積み重ねることで、人生は充実する。
              シーモア・バーンスタイン



個性

2016年10月26日 | ピアノレッスン
教室に通う小学1年生たち、女の子2人と男の子1人。

1人はここぞとばかり、もの凄い集中力の持ち主。
絶対に上手に弾くぞ!と決めたら、絶対に弾ききります。笑
多少練習が足りなくて不安があってもなんのその。

1人は心の機微がピアノに直結するタイプ。
ご機嫌がよければよいほど、演奏もうなぎ上り。
けれどその逆もあるのですが…汗。

最後の1人は、コツコツ型の努力を続けるのが大の得意。
努力をしているという自覚はそれほどないのでしょうが、
ああかな?こうかな?と試してみる気持ちが継続するのです。

みんなピアノが上手になれる素質充分の原石ちゃんです。
けれどこれ程にも性格が違うと、磨き方も違います。
どんなふうに成長してくれるかな?

選曲で悩むわけ

2016年10月25日 | ピアノレッスン
上手に楽器が演奏できるようになれたらいいなぁ~
そんな憧れをもってピアノやヴァイオリンを習います。
教わりに行ったときにすれば良いほかの習い事はとちがって、楽器の練習は毎日のこと。

では、そんな中で週1回のレッスンの役割はというと、
より効果的な練習の方法を伝えたり、
家での反復練習から一つ階段を上るきっかけを作ってあげたり、
どの方向へ向かっていけばいいのかを整理してあげたり…。

発表会の曲は、誰もがいつも以上に一生懸命練習することになります。
だから心から好きな(気に入る)曲であってほしい。
もっと言えば、今の習熟度にぴったりで、
一つ階段を上がるためのしっかりとした踏み台になるような曲。
そして、その曲を弾いた喜びをずっと噛みしめていられるような曲。

常々、感じていることです。
週にたった30分だけれど、私は大切な時間をお預かりしています。
発表会までの数ヶ月、その曲に向き合う練習時間もワクワクする心も、
どんな曲を選ぶかによってずいぶんと違うものになってくると思うのです。

だから、悩みます。
むしろちゃんと悩むべきだと思っています。
かけがいのない1人1人の時間が、ちゃんとプラスに働きますようにと。

選曲の嵐

2016年10月24日 | ピアノレッスン
ただ今、選曲の嵐の真っ只中にいます。笑

発表会のための、受賞コンサートのための、コンクールのための、これは生徒達の選曲。
12月にある声楽のコンサートのための、発表会の講師演奏のためのetc.これは自分の選曲。

ピアノの傍には山積みの楽譜、手に持つスマホは常にYouTube、頭の中をめぐる音楽はエンドレス。
一日中、音楽の嵐が吹きすさび…いつ止むことやら。。。

継続表彰

2016年10月23日 | ピアノレッスン
ピティナ・ピアノステップに参加した小1Yちゃん、
ステージでの演奏後に継続表彰をしていただきました。

コンクールやステップなどのステージでの演奏にむけて、
曲を仕上げるといってもその時々でいろいろなことが起こります。
曲との相性がぴったりの時もあれば、今一つ曲想が呑み込めない時もあります。
こころの成長具合によっても、学校などの行事での忙しさによっても、
練習のコンディションは様々…。

そんなこんなを乗り越えつつ、
ステージでの演奏を続けるというのは、
本人にとってもご家族にとっても大変なことです。
でも、続けること…ピアノの上達だけでなく心の成長のためにもきっと大きな力になっているのです。

続けたこと、その努力を褒めてもらえるのは本当に嬉しいことです。
Yちゃん頑張ったね。おめでとう!!

もう少しで寿命

2016年10月22日 | ピアノレッスン
学生時代から使ってきた、真っ白のメトロノーム。
長年使いこまれて今は真っ白とはいきませんが、
少し前に壊れていることに気が付きました。
だましだまし使っていましたが、最近の様子を見ているとそろそろ寿命…。

本当にうんともすんとも言わなくなってしまった時のために、
あたらしい黒いメトロノームを用意しました。

ずっと私と一緒に練習してくれた、
いつも生徒たちと一緒に練習してくれた、
少しでも長く頑張って欲しいなぁ。