藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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240年も昔

2011年03月26日 | ピアノレッスン
ハイドンの作曲したピアノソナタ。
長調の曲にもかかわらずその第一印象は「根暗なくらいにおとなしくて、地味」。
大音響の音とまばゆい光に囲まれた生活をあたりまえにしている現代っ子にとっては、
そう思うのも当然です。
この時代はショパンもまだ生まれていませんし、
ピアノ曲ならではの華麗できらめくような演奏技法も未発達。
現代のようなグランドピアノという楽器さえもなかったのです。

その時代はピアノフォルテという現代のピアノより大きさも小さく、
響きもか細い楽器で演奏していました。
もちろんロウソクの光の下で・・・です。

計画停電中の暗さと寒さと不便さ、不気味なほどの静けさ。
そんな中での音楽が心に与えるインパクトの強さ。
こんな話も付け加え・・・。

現代からみると地味なようですが、作曲されたのは240年も昔です。
ハイドンのこの曲が持っている純真さや天真爛漫な明るさや伸びやかさに、
人々がどれほど魅力を感じたか!
今春中学生になるAちゃん、心底納得できたようです。