藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』そう思っていただけるわかりやすい指導を心がけています。一人ひとりペースに合わせ、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えいたします!年齢問わずスムーズで音楽的な演奏ができるよう、レッスンしています。お子様のレッスンは、親御様と一緒に心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てていきます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学など、ご相談ください。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリン、自然に身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者・経験者とも歓迎いたします! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

エピソード

2015年12月01日 | ピアノレッスン
11月は1分1秒がまるで矢のように過ぎたのですが、
けれど一方でその時間はとても密度が濃く、
ジリジリと進んでいたようにも感じました。

ところが発表会が終わって、寝て起きて寝て起きたら、
あっという間に12月になってしまいました!
今週は木曜日までレッスンはお休み。
昨日今日は、たまりにたまった片づけ物をしたり、
発表会の余韻に浸ったりしています。

絶対に出ないと言い張っていた、恥ずかしがり屋のIちゃん。
「じゃあ1週間前のリハーサルまで頑張ってやってみて、
それから発表会に出るかどうか考えよう」と声をかけていたのですが、
実際にリハーサルが終わってみると、
Iちゃんは一言も「出ない!」と口にしなくなりました。
ピアノを弾く面白さと舞台に立つ恥ずかしさの間で、
Iちゃんなりに答えを見つけたのだと思います。

初めて両手奏の曲、発表会の日に合わせて練習していくという経験も初めて、
舞台に初めて立つホールリハーサルではあまりの広さにびっくりして「イヤだ、弾かない!」
年中さんのMちゃんにとってはすべてが初めて尽くしでした。
1つ年上のYちゃんに手をつないでもらって、ステージでお辞儀の練習をしたら、
ピアノを弾く勇気が湧いてきましたね。
人生初のステージを終えた後は、「ああ面白かった♪」と大満足の笑顔に。

「ハロウィンのおばけ」を弾いたKくんは、
黒いマントに身を包み、ハロウィンの衣装でステージへ登場。
みんなが注目したところで、そのマントをパッとひるがえしてお辞儀、会場を沸かせました。
もちろんピアノ演奏もレッスンで聴いたことがないほどの出来栄え。
最高のエンターテイナーでした。

クラス合唱の伴奏に励んだおかげで、
コンチェルトの練習を始めるのが遅くなり、駆け込みで何とか間に合ったRちゃん。
ピアノを続けようか辞めようかと悩み、
やっぱり続ける!と決めてから、1カ月遅れで練習に取り掛かったYくん。
途中で曲を変更したにも関わらず、これまたちゃんと本番に間に合わせたHちゃん。
子供達の力はすごいです。大人にはとてもまねできません。

今まで弾いたこともないくらい長い曲、
膨大なページ数に圧倒された生徒も何人もいましたが、
みんな堂々と楽しそうにステージで演奏してしまいました。

そういえば発表会は期末テスト直後だったはず…?
なのにメキメキとピアノが上達していたということは、勉強の方は大丈夫だったの???
発表会が終わってから心配になって中学生たちに訊ねました。
帰ってきた答えは「勉強が忙しくなると、ピアノが弾きたくなるんだよね~」。
ピアノが心の友となり、音楽が人生の支えになるとはつまりこういう事。
音楽好きになって欲しい…ご両親や私の願いが確実に芽吹いていると嬉しくなりました。

舞台裏で手伝ってくれた大学生のTちゃんやAちゃんは、
「みんなが弾いていると、いいなぁって。またレッスンに通おうかな。」
受験がきっかけでちょっぴりピアノから離れていたのですが、また弾きたくなったようです。

生徒一人一人のすべてがドラマのようで、心が熱くなります。
密度の濃~い時間でした。