藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』のはとにかくわかりやすい指導だから。一人ひとりの成長に徹底的に寄り添って、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えします!年齢問わず、スムーズで音楽的な演奏ができるよう、工夫の詰まった指導です。お子様のレッスンは、心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学、全てお引き受けします。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリンだからこそ、身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者も大歓迎! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

心の扉をたたく音

2017年03月04日 | ピアノレッスン
ソルフェージュにやってくるなり、
小4Tちゃんがピアノに向かって弾き始めたのは、
ベートーヴェンの『交響曲第5番運命』の冒頭部分。
あの有名なジャジャジャジャ~ン♪

そこで今日のソルフェージュの中身を急きょ変更。
題して、人間ベートーヴェンに迫る!
そして『運命』第1楽章をもっとちゃんと聴いてみよう!

若くして難聴に悩みはじめたベートーヴェン。
作曲家・演奏家にとって耳が聞こえないという苦悩は、
大変なものだったにちがいありません。
耳が聞こえないのに作曲できたんだ…すごいね!!
そんな一般的な知識の、もっともっと奥を生徒たちと探りました。

それから聴いたカラヤン指揮の『運命』。
運命が心の扉をたたく音…と自ら言ったという冒頭のモティーフ。
それがどのように重ねられていくか、
苦しみや激しさが心に迫ってくるような転調の巧みさ。
それに比べて、まるで天国、苦しみから救われるような第二主題の美しさ。

小学高学年の生徒たちの柔らかな心に、どのように届いたかしら。