アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

「わたしは風」より 歌(木下牧子)女声三部合唱 カラオケ

2018年07月10日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
「わたしは風」より 歌(木下牧子)SSA カラオケ

作詞の新川和江さんは「自由な感覚で、母性愛や男女のさまざまな愛の姿をうたう」と説明されるが「歌」は「初子を持った時に女の唇から出る歌」とのことで,情景を詩に切り取る時の感性が尋常ではない。
カラオケは,私が「このパソコン」で入力・作成したものだが,やはり声と歌詞が欲しい人は,次の演奏をどうぞ。
「わたしは風」から 歌 木下牧子 女声合唱
2005 宮崎学園高等学校

この曲は,来年向けの候補にしている。
そのため,カラオケ(MIDI)を作っておけば,パート別に鳴らせたりもするので便利なのだ。

あまりに好きすぎる時の私は..

2018年07月10日 | 日常生活
初恋をした小学生の頃から数度,息苦しくて死にそうに思ったことがあった。
その時の私は決まって生気がなく,きっと顔色も悪かったろう。

中学校の時に好きだった女性とは,二十年以上も経った同窓会でも,相変わらずまともに話すことすらできなかった。
最近「男性が好きになったら相手の女性とまともに話せなくなる(法則)」ようなことをTVでやっていた。

社会人になって以降も,この現象は続いた。
が,二人の女性が私と同じく辛くて息苦しそうな顔を見せたことがあった。

「ああ,この人は誰かを本気で好きになったのだな」と,人の心もわかるようになっていた。
「こんな素敵な子が,誰に?」と内心で思っていた。
あとでこっそり「大丈夫か?」などときいてみる。

するといずれも(大変ありがたいことに)自分への好意を告げてくれた。
けれど,残念なことに素敵すぎる人たちは,私と釣り合うはずもなく,少しの交際だけで長引かせず,静かにcalando(だんだん消え入るように)したのだった。

二人とも今は幸せな家庭を持っている(はずだ)
大分,もったいない気もするが,人には分相応というのがあるので致し方ないところだろう。
高嶺の花すぎるのも現実には無理があるのだ。

さて..
好きすぎて相手の女性と話せなくなる,という切り口だったが,経験からすると「女性も全く同じ」ところがあるようだった。

昭和51年合唱コンクール 神戸高校「ねずみ」(金賞)

2018年07月09日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
昭和51年全日本合唱コンクール全国大会金賞
神戸高校 課題曲「ねずみ」(金賞)
作詞:与謝野晶子
作曲:齋藤 秀雄


激しく懐かしい曲。
この年の3年生だった私は,2年の時に絶望し,卒業までの短い時間,合唱漬けと言うか,合唱に逃げていた時期だ。
私も,この曲を指揮した。

与謝野晶子の著作活動途中に屋根裏で騒ぐねずみと,晶子の何気ないふれあいの話だ。
気難しく歌う曲でもなく,持っているものを素直にぶつけた。
指揮で一か所,ミスをした。
ソロをした友達は,うまく歌っていた。

この曲に限っては,神戸高校の演奏は大したものではない(自由曲は好演だった)
馬力で押してくるので,あまり綺麗でないし,ハモってもいない。
むしろ部分的には私らの方が良かったくらいだ。

まあ,お互いに若くて,瑞々しく力強い合唱をしていたのかも知れないな。

「神があなたにやってくる」「あなたは神を信じますか」神も仏も勧誘する面倒

2018年07月08日 | 中高年の主張(そろそろ高年?)
月に2,3回,キリスト教のナントカ派とか,仏教ではナントカ宗とか,さっぱり知りもしない宗教の勧誘で自宅を訪れる輩がいる。
主に女性2人なので,実にマニュアルどおりなのだが,聞く気もないのでお暇いただくようにしている。

「コーランか剣か」の宗教も「十字軍」も,初期の布教=覇権争いは,どこの国でも同様にあった,もちろん日本でも。
私は銃剣を持つ宗教軍も個別訪問も実は同根だと思っている。
それは,何分にもというか,少なからず「有難迷惑」「余計なお世話」な話だからだ。

人間は,実際に精神的に弱いものだ。
日本の神道のように自然を崇めるものを含め,人間は世界的に身を寄る術としての宗教を必要としている。
しかし,その行為は基本的に「求めるもの」であって「不意に与えられるもの」ではない。

一方で三大宗教の全てが,宗祖の教えからずれて伝播したものがいた(伝言ゲームに失敗した?)ことから,いろいろ面倒を起こしたる
結果,どれが正統かは何とも言えない。

翻りみるに私が信じるのは,他人様の教える神道でも仏教でもない。
持ち合わせているのは,自然に感謝する神道のようなものに,先祖との対話を主にする仏教のエキスを加えたような信心だ。
(見かけは曹洞宗になっているが)

自分の反省点や希望を語るに先祖が最も実際的で身近なためのことだ。
別に型にはまらなくて良いではないか。

津軽の素材は津軽の人が昇華する「あいや節幻想曲」,否「あいや節」

2018年07月07日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
「津軽民謡風俗めぐり」あいや節幻想曲(青森県立青森高等学校)

平成2年度NHK全国学校音楽コンクール全国大会(銅賞)
作詞・作曲の小倉先生の指揮です。


あいや節幻想曲の全国デビューは下に記載の八戸市立根城中学校が先なものだから,それのおかげで有名になったと思っていた。
この青森高校のものは,作曲者である小倉尚継さんの指揮によるもので,本物の津軽の音とテンポとリズム感,言葉,そして青森ナンバーワンの生徒たちの理解力によっても,本物の本物として全国に理解されることとなった。
小倉さんは指揮をしながらも見た目でその口からは津軽弁(≠青森弁)が発せられるのが分かった。
生徒たちの,例えばピアノに合わせた「ホーッ!」との裏声も,なぜか標準語に寄せた津軽弁に聴こえるのである。

ちなみに,この曲は流行し全国の中高校生が歌うようになったが,残念ながらそれらの言葉もテンポもリズムも,本物の津軽のものには遠いものばかりだ。

【NコンS63中 自由曲】「あいや節幻想曲」
(八戸市立根城中学校合唱部)金賞


昭和から平成にかけて中学合唱の頂点を極めた八戸市立根城中の演奏だ。
普通は「中学生らしさ」を問われるNコン(苦笑)の頂点として,らしさあふれる演奏をしているのだが,この曲については違っていて,非常に真剣に,かつ青森という土地柄も意識させる演奏で,好感が持てる。
ちなみに,この子たちは南部の子であって,津軽の子ではないです(笑)

青森県立青森西高校「陰旋法民謡による三つの女声合唱曲」より あいや節
1972年(昭和47年) 全国合唱コンクール東北大会 当時のLP をデジタル
この曲指揮の小倉尚継先生が作詞・作曲・編曲した曲で確か、この年、初演


最初の青森高の動画のコメントにあったのでリンクから聴くこととなったのが「幻想曲でない方の,あいや節」だった。
結論としては,この「あいや節」が原曲であり,約7分の長編だが,幻想曲は3分台のNコンで歌える「尺」になっているので,明らかにそういう仕様なのだろう。

私は脳も耳も「幻想曲基準」だったので,頭の入りが非常にゆっくりなように感じた。
そこに途中でテンポダウンしてくるので,ますます混乱した。
後半は,最初に戻る「ア・テンポ」気味になり,満を持して「ねぶた踊り」の「ラッセーラ」と「ホーハイ」をないまぜにしたような独特のテンポと音感を聴いて,自分の誤解であって,これが本当の津軽の「音」だと気づいた。

そうして考えると,津軽の音は,ドシンという槌音からホーの掛け声から三味線の叩く音まで全てが斬新で独特,言わば津軽のオリジナルだ。
それを体感も理屈も駆使して合唱にできる小倉さんの制作能力は図抜けている。
それだけではない,教育者としても指揮者という音楽表現者としても,強く勉強させられる存在だ。

もう一つ,この曲を「観ながら」聴いた人は誤解するかもしれないが,ねぶたの隊列が目の前に迫ってきてダイナミックな現実になり,最後には背を見せて生き生きと去っていく,そんな一次元加えた音楽になっていることを追記しておきたい。

数年前,小倉さんが合唱コンクールの山形県大会に審査員として来られたことがある。
我が団体の女性たちが審査員控室のお世話をしたのだが,他の審査員が協議やら発表やらに忙しい中,小倉さんだけ審査が終わるとスタスタと駅に向かわれ青森に帰られたそうだ。
まあ,東京に行くよりも青森に行く方が時間的距離が遠い土地柄なので仕方ないとは思ったが。

結果,隙があればお話させていただきたいと思った私の企みは空振りに終わってしまった。

女声合唱組曲「みえないものを」より 1.のびあがる

2018年07月07日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
高三の時のコンクール県大会,とっても可愛らしい合唱を聴いた,この「のびあがる」だった。
「わたしはそっ,とのびあがる」..精神性とか難しい話ではない,等身大の歌だ。
歌ってくれたのは,当時の余目高校(現在の庄内総合高校)20人くらいだったと思う,こっちも二十三名だったと思うが。

四十年以上も経った今,検索したのがこの動画。
東京家政大学..ムム,ちょっと幼すぎるのではないかな!?
とりあえず聴いてみる。
1.のびあがる - 女声合唱組曲「みえないものを」より

「わたしは『そーっと』のびあがる」おいおい,そこは泥棒じゃないんだから,素直に伸びあがってくれ!(笑)

台風一過でジャガイモ倒壊

2018年07月06日 | 野菜と草花の時間

花も終わり,そろそろスカスカなジャガイモたち。
あとはゆっくりと黄色味がかって芋を膨らませてほしい,そんな時期。

台風でジャガイモは倒壊し,茎は完全にスカスカとなった。
先年の北海道のようなカルビーさんとかコイケヤさんとかに影響はないかもしれないが,我が家の収穫にはちょっと影響あるかもしれない。

そんな心配をしつつも,待つしかない,自然だから。

在遠方的朋友(はるかな友に:磯部 俶)混声四部合唱

2018年07月05日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
在遠方的朋友と感じで読んで,一瞬,止まったが,台湾の漢字で直訳すれば「遠くの友」うーん「はるかな友に」だった。

在遠方的朋友


演奏団体の嘉義(かぎ)市は台湾南部で,台中市と台南市の中間あたり。

日本語の詩も理解してもらっていそうですね。
情感がニュアンスとして伝わってきますし,ソプラノの歌い方が素敵です。
心にスッと入ってきます。
欲を言えば,テンポがゆっくりしすぎる感じがします。
(私のは速いですが)

せっかくの機会なので「わが軍」(Sakata Coro a Cappella)の演奏もどうぞ(PR)

Sakata Coro a Cappella 十曲コンサート 10.「はるかな友に」(磯部俶)