How many rivers must I cross? I don't know...

幸せになりたくて川を渡る・・・

二代目琥珀本流エアマスター元年 その使用感

2015-12-06 20:00:35 | 渓流釣り 道具

僕の愛竿、ダイワの「琥珀本流エアマスター100MV」がカタログ落ちしたのが2014年。
ついにモデルチェンジされることなくラインアップから姿を消してしまったと肩を落とした。
補修部品が手に入るうちに、全ての節を手に入れてもう1本作ろうかと考えていたくらいだ。
メーカーに出して微妙なコミ調整をやってもらえば、ほぼ新品のエアマスターが完成するかなとも考えていた。

それが2015年に復活した。
実はある筋から2014年にエアマスターが復活するかもしれないとの情報は得ていた。
ところが実際にはカタログから姿を消していた。
もし復活するならば、SMT(スーパー・メタル・トップ)を搭載してくるだろう、僕はそう踏んでいた。
そのためにモデルチェンジが遅れて急遽カタログから落ちたのかもしれない。
それが事実だったのかと思わせるように、2015年に琥珀本流エアマスターはSMTを搭載して復活を遂げた。

カタログ上の製品名称は以下の通り。
琥珀本流エアマスター メタルチューン H100M(95-100)
琥珀本流エアマスター メタルチューン 105M(100-105)

僕が購入したのは下段の「105M」の方。
先代モデルを使い始めた頃は「10mで届かないならばもう諦めるしかない」と思っていた。
それが次第に欲が出てきた。
「ダイワさんには是非とも11mのエアマスターを作って欲しい」と。
さすがに11mは叶わなかったけれども、先代のパワーランクをそのまま引き継いだ105Mは、50cm長い10.5mとなった。

今回は2015年のシーズンの殆どを新しいエアマスターで実釣を重ねてきた僕の使用感を書いて行きます。



先ずはその長さに関係することから。
先代モデルは僕はズーム部を常時伸ばした状態で使っていた。
長さとしては10m。
それでももっと長い竿が欲しいと思ったのだから、当然二代目もズームを常時伸ばして10.5mで使っていた。
たかが50cm。
大差無いと思っていたがそうはいかない。

先ずは畳んだ状態での比較だが先代より長い。
手持ちのロッドケースには収まらず、鮎竿用の高価なロッドケースも購入することを余儀なくされた。
しかも、釣り場に着いてクルマから川へ降りて行くときにも、油断すると竿尻を地面に当ててしまいそうになるなど、持て余すことが多くなった。

では伸ばした状態ではどうか。
ズーム部を縮めて長さ10mで振るときにはこれまでに近い感覚で振り込める。
持ち重り感も問題ない。

ところがこれを50cm伸ばすと一気に持ち重り感が増す。
振り込み時も「よっこらしょ」という感じで力を要する。
シーズン初期は一日中振り続けた翌日には手首が痛んだ。
恐らくこれはSMTを搭載したことにより穂先に金属を有することが影響しているのだろうと感じた。
その感覚は仕掛けを付けずに竿を伸ばした状態にして構えてみるとよく分かる。

この持ち重りに慣れることが出来なければ、ズームを縮めた状態での使用を考えなきゃアカンなあ、でも10mならば先代の方が遥かに扱いやすいしなあ・・・
そんなことを考えながら使っていくと、次第に10.5mの持ち重り感にも慣れてきた。



次に竿そのもののパワーや調子について。
5月の長良川でサツキマスが掛かってくれたらシーズンの早い段階でこの竿のことをもっと掴めたと思う。
しかし残念ながらサツキマスは掛からなかった。
今シーズン初めて尺を超える魚を掛けたのは益田川で獲った36cmのニジマスだった。

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(2015/06/14 益田川~貧果の中にも手応え)

岩盤帯で河床勾配の強い段々瀬のあとの深瀬から開きに続き大淵となるポイント。
流れは広大で押しも相当強い。
しかも思いっきり腕を伸ばした状態でのドリフトで、流し切る直前に掛けた。
竿を立てられずにそのまま糸が切れるという醜態になりかねない状況だったが、難なく獲ることが出来た。

この時に感じたのは先代モデルよりも相当パワーが上がっているということだった。
要するに強い竿になったと感じたのだ。
実際にはパワーそのものに変化はなく「パワー感」が上がっただけかもしれない。
XトルクやVコブシといった、先代モデルの開発時にはなかった技術の恩恵かなとも感じた。
あの状況で先代モデルに36cmのニジマスが掛かったら、よく言うようにそれこそ「元上から曲がった」と思う。
ところが二代目エアマスターではまだ余裕があるように感じたのだ。

そして曲がりに関しては、このときは先代モデルに本当によく似ていると感じた。
その印象が強く、僕はこの後の2015年のシーズンで何度も失態を演じることになる。



ではその曲がりについて抱いた印象がどのように変わって行ったのかを書いてみる。
最初にその印象に疑問を抱き始めたのは、7月の下旬に高原川で34cmのヤマメを獲ったときだった。


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2015/07/25 高原川~遅すぎるヤマメ34cm

そこは非常に水深のあるポイントで、多くのヤマメは底へ底へ潜るような抵抗をする。
その時に先代エアマスターなら腰を落として竿を矯めている僕の目の前まで穂先が降りてきた。
「目の前まで穂先が降りてくる」。
このぞくぞくする瞬間が大好きで僕はこのポイントに通っている。
しかし、その時は目の前まで穂先は降りてこなかった。
しかし遣り取りからかなりの大物が掛かったと予測した。
結果的には34cmのヤマメだったが、非常に体高豊かな筋肉質の逞しい体躯で、40cm近い魚が掛かったんじゃないかと僕を惑わせたのも頷けた。
ところが穂先は中空に位置したまま二代目エアマスターは弧を描いていたのだ。
「おかしいなあ、この引きならもっと絞ってくれてもよいのにな」と感じた。


この後も何度か同じような疑問を感じた。
高原川で40cm近いニジマスを掛けた際、疾走する彼等を止めようと竿を絞ると、決まって同じような感覚を抱いた。
「もっと絞れるんかなあ。いまいち胴に乗る感覚が希薄なんだよなあ・・・」と。


決定的になったのは8月半ばの益田川での遣り取りだった。
魚の姿は見ていないが、引きの力強さからかなりの大物だったことは間違いないと思う。
その魚を掛けたのはたいして押しも強くないトロ場のようなポイントだった。
要するに水勢を加味せず、純粋に魚の引きを感じられるポイントだった。

掛かった瞬間から相当な力強さで沖へ向かった。
竿を絞りながら釣り座を移動して魚に着いて行ったが、それ以上行かれては困るというところまで来たとき、魚の動きを止めるべく竿の絞りを強めた。
しかし、魚は止まらない。
これだけ強く絞っていたら、先代モデルなら間違いなく元上から曲がる。
更にその限界付近でもなんとか耐えて魚をいなしてくれた筈だ。
魚の動きを止めるところまでのパワーはなかったにしても、逆に動きを穏やかにして宥めるような方向に持って行ってくれたと思う。

ところが二代目のエアマスターは違った。
絞っても曲がりの支点は元上のひとつ上の節にあるような感覚だった。
実際の支点は分からないが、明らかに先代エアマスターよりも穂先側に支点があると初めて分かった。
結局その魚の動きを止められずに糸が切れて終了。
悔しい思いをした。


その時に僕は釣りを一時中断して考えた。
「同じ調子だと思っていたけど、違うのかな・・・」。

結論はこうだ。
二代目は先代よりも50cm長い。
50cm長くなったのに、先代同様に元上から曲がるような調子にしたらどうなるか。
恐らくモーメントが大きくなり過ぎて非常に扱い難い竿になるだろうと考えた。

更に、本来なら取り込み時にズーム部を伸ばすことを想定している竿であることも理由の一つと考えた。
ズームを伸ばした状態というは、伸ばす前に比べると、竿の全長の中での曲がりの支点は相対的に穂先側に移動する。

他にもまだある。
Vコブシを採用したことにより穂先側の節の長さが短くなっているにもかかわらず、先代よりも全長を伸ばさねばならない。
元上やその上の節などで伸ばす長さの分を稼がねばならない。

これらのことを考えると、同じ「エアマスター」ではあるものの、初代と二代目ではその調子に明らかな差異があっても何ら不思議なことではないのだ。
「そういうことだったのか、全く思い及ばなかった。なんて浅はかな考えだったのか。エアマスター愛用者なのにエアマスターのことを十全に理解していなかったのだ」と自身の釣り師としての知見、力量、洞察力を恥ずかしく思った。




10mよりも長い竿が欲しい。
こう思ったが、それが実現しても釣果は変わらないどころか、昨年に及ばないではないか。
川の状況がよくなかったというのは勿論ある。
でも、絶対に10.5mでなければ獲れなかった魚が居るだろうか。
いや、「居る」と胸を張って答える自信はない。


「ならば10mでいいでしょう?
先代モデルの方が比較にならないくらい扱いやすいでしょう?」と自問する。

「確かにその通りだ」。




しかし、先代モデルをこれ以上出動させたくはない。
何かがあって破損した場合、元に戻せなくなる可能性が年々高まる。
ここまで愛着のある竿を失いたくはない。
一本の竿として形を残しておきたい。
飾るための竿でも構わない。
とにかくこれ以上先代モデルにダメージを与えたくはない。

そう考えると、ここはやはり二代目エアマスターを使いこなせるように自身の釣技を向上させねばならないのだろう。
或いは、2015年12月発売予定となっているモデルチェンジしたシマノの10mの本流竿。
もしかしたら、こちらの方が先代エアマスターの調子に近いのかもしれない。
一度振りに行ってみよう。




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愛着

2015-03-08 01:40:07 | 渓流釣り 道具
渓の釣りしかしなかった僕が本流での釣りを始めて今年で9年目。
本流釣りを始めた頃は、時間帯や水況等によっては迷うことなく渓に入ったが、現在では渓に入ることは殆どなくなった。
いつしか渓の釣りをしていた期間よりも本流釣りをしてきた期間の方が長くなった。

竿を持ち替え、玉網を差し替え、ウェーダーを履き替え・・・
決してスタイルから入るつもりではなかったが、道具の機能性が釣果に影響することもあるだろうし、使い難いと思ったら折を見て渓向きの道具類を置いて本流向きのものに改めてきた。
その中でも最も顕著なのが上半身の着衣だと思う。



嘗て渓の釣りをしていた頃は、藪漕ぎや岩へずり、滝を高巻くなんて当たり前だった。
藪の棘や岩場の角で自分の身体が傷つかないように、真夏でも半袖Tシャツの上にデニムのジャケット(所謂Gジャン)を着て釣りをしていた。
渓の中ではそれほど暑さは苦にならなかったし、生地は丈夫で汚れても全く気にならない。
やはり本来ワークウェアであるデニムは凄いなあと思っていた。

しかしこれが夏期の日中に本流で釣りをするとなるとデニムのジャケットは非常に厳しい。
やはりここは同じようなワークウェアの中から安価で機能性の高いものと選ぶべきだと考え、僕はホームセンターで1着500円くらいで販売されていた白い「作業用ポロシャツ」を愛用するようになった。

汗をかいてもすぐに乾く。
汚れでも何処かで公衆の水道を見つけることが出来たら、その場で水洗いしてハンガーにかけておけば、瞬く間に乾いてくれる。
「スタイルから入る」というのは往々にして「素人のくせに高価な本格的な道具類で固めやがって」という感じで受け取られるが、「作業用ポロシャツ」を本流釣りに積極的に使うというのも、「機能性を重視したスタイルから入る」と言えるのではと思っていたくらいだ。



そのような僕が、これまで買い替えようかどうしようかとさんざん悩み続けてきたものがある。
それが「釣りベスト」だ。

渓の釣りをしていたときは、1着2000円くらいのセール品の釣りベストを毎年買い替えていた。
何故ならポケットの縫い合わせがほどけたりファスナーが壊れたりと、それ以上の使用に耐えなくなることが必ず発生したからだ。
それでもいきなり新調するのではなく、先ずは自分で補修して暫く使い続けるのだが、その補修もすぐにまた要補修状態となるので結局は買い替えることになる。

そんなとき、ある1着のベストがセールに出されているのを釣具店で見つけた。
型落ちだったからか、シーズン終了間際だったからか、とにかくその安売りの品は「一流メーカー」のベストだった。
そんな高いベストを買おうと思ったことなんか一度もなかった。
釣りベストは消耗品とさえ思っていた。

でも何故かその時にそのベストが目に留まった。
高価なモノを買えば長持ちするのかな。
玉網に関して言えば、間違いなく無名メーカーのものよりシマノの方が長持ちしている。
「いっぺん高いベストを買ってみるか」。


そんなわけで僕はシマノのカーキ色の釣りベストを手に入れた。
次の釣行から早速使い始めたのだが、その使いやすさに驚いた。
至るところに、欲しいところに、痒いところに手が届くような感じでポケットがある。
ファスナーの開閉時のトルク感もそう簡単には壊れないような気がする。

以後7年のシーズン、釣行の度にそのシマノのベストを着用しているが、今でも壊れた個所はない。
なんて丈夫でよく出来たベストなのだろうと感心している。


しかし、そのベストにも難点がある。
それは着丈とサイズだ。
本流釣りのように立ち込みを考慮した短丈ではない。
更に当時はデニムのジャケットの上に羽織ることを前提に考えていたのでワンサイズ大きめのものを選んだということもあり、それほど深く立ちこまなくても必ずベストの裾が水に浸かる。


たいていはそうなる前に使い切ってしまうので、今のところは経験していないが鈎が水に浸かったままにしておくと錆びるのではないかという懸念がある。
更に、作り置きの仕掛けも濡れる。
特に僕はナイロンの糸も使うので好ましくない。
しかし買い替えようにも自分の気に入った箇所にポケットが配置されている短丈のものはない。
迷ったまま7年目のシーズンを終了した。



やっぱり来シーズンは買い替えよう。短丈でも水に浸かるだろうけど、今よりはましなのではないか。
そう考えてカタログなどでチェックしても、やはり愛用の釣りベストと同形状同位置のポケットで短丈のものはない。
検討に検討を重ねた結果、入手可能なもので最も使いやすいのはシマノの「ドライシールド本流ベスト」だろうという結論に落ち着いた。
あの細山長司さん監修のモデルだ。
ところが、2015年のカタログから消えた。
もう入手不可能なんだ・・・とがっかりしていた。

それがふと今日思い立ってある釣具店に行ってみた。
僕が最も頻繁に訪れる釣具店ではないのだが、型落ち品が安く売られていることが多い。
もしかしてあそこならあるかな・・・少し期待して行ってみた。


果たして、その予感が的中し売っていましたよ。
ドライシールド本流ベスト。
もう手に入らないかと思っていたのに。
生地が特殊なようなので、耐久性の面で少し懸念がありますが。




例年僕の初釣りは貧果に終わることが殆どで(坊主もある)、この釣りベストに入魂できるのはまだまだ先のことになると思うが・・・。
さあ、この「ドライシールド本流ベスト」はこの先何シーズン僕の愛着で居てくれるだろうか。


せっかくなので、7年のシーズンを共に過ごした、相当くたびれて汚れてしまったカーキ色の「渓ベスト」も掲載しておきます。







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琥珀本流エアマスター メタルチューン 105M

2015-01-26 00:05:01 | 渓流釣り 道具
一時はモデルチェンジの噂もあったダイワの琥珀本流エアマスター。
結構確かな筋からの噂だったのだが、2014年のダイワの渓流釣りカタログからは消えていた。
このまま廃盤になるのか・・・
いや違う、急遽仕様変更などがあって開発が遅れただけだ。
翌年にはSMT(スーパー・メタル・トップ)を搭載して甦るはずだ。
期待と不安の入り混じった気持ちで、僕は2014年のシーズンも愛竿にして老竿の、初代琥珀本流エアマスター100MVを使い続けた。


先日、復活したエアマスターを振ってきた。
以下その感想(実釣での使用後にこの感想は変わることは充分に有り得ます)。


持った瞬間に、驚くほどシャンとしているなと感じた。
魚が掛かったときには元上から曲がっているのかと思えた先代エアマスター。
悪く言えば「ぐにゃーんとした感じ」「ぶらぶらした感じ」だったのだが、そのような感覚が一切ない。
未使用新品の竿とさんざん使い込まれた老竿と比較するのも筋違いな話のような気もするが。
因みに釣り具屋の店員さんの話によれば、X45の技術を纏った製品は皆こんな感じだということです。

話は逸れるが、先代エアマスターの名誉のためにも付けくわえると、前述のその調子故に魚を無駄に暴れさせることもなく、元竿を支えていれば大物でも寄せられたし獲り込めたと思っている。
また、細糸を守ってくれたとも思っている。
調子とその細さゆえにパワーはないのかと思ってしまいそうだが、その見た目から抱く感覚よりもかなりパワーのある竿だと思った。


「風を切る細身設計」でエアマスターの名を冠した先代モデルは、その長さと調子故に、お世辞にも風を切るとは言えなかった。
強めの風が吹くと穂先は煽られて大きく流れる。
一時釣りを見合わせなければならないこともままあった。
この日は風のある屋外で竿を振らせてもらったのだが、穂先の流れ方は大幅に軽減されていた。


竿全体の調子はどうか。
先代ほど胴に入らないと感じた。
つまり、元上から曲がっているような感覚はなかったということだが。
これは実釣で大物が掛かったときに体験するとまた違った感覚を抱くかもしれない。


竿自体のパワーはどうか。
穂先を店員さんに持って頂いて少し絞ってみたのだが、かなりパワフルになっている。
適合ハリスは先代と同じ0.2‐1.0号だが、1.2号まで対応している「琥珀本流ハイパードリフト スーパーヤマメ」くらいのパワーはあるように感じた。
これも実釣で大物が掛かったときには変わる感想かもしれない。


最後に持ち重り感。
先代より50cm長くなり、重量も30g近く増えている。
それが驚くべきことに持ち重り感が増えたということは一切ない。
寧ろ先代よりも扱いやすくなったように感じた。


不安点は穂先。
先代は1.2mm。
復活したエアマスターのSMT搭載穂先は0.9mm。
不安と言ったのは、強度とかそういったことではなく「こんなに細くて大丈夫なのか?」という僕の心理的な不安です。
ただし、僕は場合によってはかなり大きいオモリを付けて振り込むので、その場合は実際に耐えてくれるかどうか不安です。
チューブラー仕様の替穂先も付属していたけど、川に降りて行くときにいちいち持って行くのもどうかと思うし。



新しくなったエアマスターの性能のためには塗膜による感度低下や重量増までも嫌ってエアグロスフィニッシュにしたということには理解を示しましょう。
ならば、元竿の塗装部分のキラキラと輝くラメのような装飾も排してよかったのではないですか、ダイワさん。
こんなところに凝っても釣果に変化はないと思いますが。

でも、やっぱり素晴らしい竿には違いないと思った。
先代登場が確か2007年。
7年間でこんなにも進化するのかと驚きました。



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釣り道具 値上げ?

2015-01-18 23:29:41 | 渓流釣り 道具
先ほどメールをチェックしたら、某釣り具ネットショップからのお知らせが届いていた。
「ダイワ製品が2月1日から5~10%値上げとなります。」とのこと。

そこでダイワのホームページを見てみたがそのような記述は確認出来なかった。
う~む・・・要するにその釣り具ネットショップの販売価格が値上がりするということなのかな。


でももしメーカーの方で値上げならば、渓流竿としてはただでさえ高価なエアマスターが、更により一層益々輪を掛けてこの上なく甚だしく高価な竿になるのだな・・・
そうなると・・・非常に困る。

いやあ、そりゃあね、軽さは大切ですよ。
魚を掛けた時とか掛けていない時とか、そういったことに関係なく扱い易さに直結しますからね。
でもねえ、エアグロスフィニッシュとか高価な塗装にしなくてもよいからさ、もう少し重量が増してもいいからさ、お願い、価格をもっと安く設定して欲しい。

本流キングだそうな

2014-05-12 23:50:25 | 渓流釣り 道具

昨日立ち寄った釣り具屋で、目に留まったダイワのDVDを買ってしまったとひとつ前の記事に書いたのだが・・・
価格的にはたいしたことはないのだが、もうひとつこれが気になって買ったものがある。
オーナーの「本流キング」というゴツイ鈎。
どうやら9号がサイズのラインアップの中では最小らしい。

Dsc_0231

恐らく、というか間違いなくサクラマスをターゲットにした商品なのだろう。
僕が現在主に使っているのはグランの「サクラマス サツキマス」の3号。
それと線径は同サイズで、全体的な形も良く似ている。
グランの鈎を使用するようになってからそれまでよりはバラシが減った。
更にこの「本流キング」は「独自の角フォルム云々・・・」ということでバラシを減らすとある。
ならばということでこの「本流キング」も気になって買ってみたというわけだ。

そもそも、がっちり掛かっていれば、魚と鈎の大きさが余程そぐわない限り魚は獲れるだろうと思う(バラシはしないということであり、糸切れは除く)。
でも現実はどうだ?
理想的な上顎鈎なんてなかなかないよなあ。
上顎鈎には違いないが左右どちらかに寄って掛かっている。
下顎に掛かることもある。
舌に掛かることもある。
顔面に掛かっていることもある。
鼻の孔に掛かっていたこともある。

現実はこうなのだ。
だからがっちり掛けられなかったとしてもバラシにくいように、様々な形状の鈎が商品としてリリースされるのだろう。
釣り師にしてみれば、僅かな可能性にも期待したいところだし。


数釣りよりも大物狙いの僕は、例年シーズン初期は満足できる釣果のことは多くない。
昨シーズンは特に酷くて、もう充分に本流アマゴも大きくなった頃だというのに、不運であったり、予期しなかったりといった、仕掛けや道具のトラブルなどで大物を逃した。

そんなことがあって「気分転換に違う釣りをしよう、本流ではなく渓に入るか?」と思ったものの、少雨による渇水で渓ではまともに釣りが出来る状態ではなかった。
そこで、いつも使っている鈎を替えてみた。
本流アマゴ狙いのときは、オーナーの「スーパーヤマメ」をよく使うのだが、がまかつの「スーパートラウト」にしてみたのだ。
以前はよく使っていた「スーパートラウト」だったが、なかなかよい釣りが出来なかったとき、逆に「スーパーヤマメ」に替えてみたのだった。
飽く迄気持ちの問題。
でも、うまく気分転換出来たのかもしれない。
その後、盆休み以降はほぼ釣行ごとに尺上を獲ることが出来た。
残り少なかった「スーパートラウト」を使い切った後に「スーパーヤマメ」に戻してもツキは逃げて行かなかった。

今回もツキがないので気分転換。
次のサツキマス狙いの釣行では「本流キング」を使ってみるかな。
無駄かなと思ったけど、時間もあったのでチモトの網込み補強もやってみた。
とても面倒な作業だった。
でも負の要素は考え得る限り取り除いて川に立ちたい。


因みに網込み補強ですが、達者な作業ではないので気恥しいけれども・・・
↓↓↓

Dsc_0228

どうやっても編み込んだ部分は1本ハリスの状態のしなやかさは失くなってしまう。
ミミズ通しを使ってたくし上げるから構わないと言えば構わないのだが。