How many rivers must I cross? I don't know...

幸せになりたくて川を渡る・・・

遠い解禁

2015-03-30 00:09:17 | 渓流釣り 徒然草
今シーズン、僕はまだ一度も釣りをしていない。
早いところは2月、多くは3月に既に解禁になっている岐阜県内の渓流釣り場。
でも寒いのは嫌なので4月になってからでいいさと思っていた。
となると僕の解禁は今週末なのだが・・・怪しくなってきた。


4月が僕の解禁。
そう思って、その日程に合わせてクルマの整備や修理も行なってきた。
夏の間ほったらかしだったのを毎年秋から冬にかけて手入れするのだが、今年は寒い冬だったのでなかなか捗らなかった。
3月に入って急ピッチでDIY整備を行い、最後は自分ではどうにもできない整備、エンジンを一旦降ろして行なう内容の整備をディーラーに依頼したのが先週末だった。

本日の夕方、愛車が戻ってきた。
整備(修理)した箇所は目視では確認できないし、体感も出来ない。
でも、多分ちゃんと治っているのだと思う。

しかし、エンジン脱着の際に各種センサやホース類も脱着したことによるものと推測できるのだが・・・
水温、油温、油圧、過給圧、排気温などの追加メーター類が丸っきり出鱈目な値を指すようになって戻ってきた。
ブーンという変な音もプライマリー・タービン付近から聴こえる。
例えるなら、音楽を再生していない状態のオーディオ・スピーカーのヴォリュームを目一杯上げた時に発するような音です。


戻って来て乗り始めてすぐにおかしな点があることには気付いたけれども、他にも何か見つかるかもしれぬと思い周辺をぐるぐる・・・
ついでに釣り具屋などにも行ってみたり。

ある程度走らせてこれ以上おかしな点は出てこないだろうと思いディーラーさんに電話。
今週末にまた入院決定です。
代車を貸してくれるとのことで、日常の脚には困らないけど・・・釣りに行くにはマイカーでないのは痛いね。


12年15万kmのマイカーなら多少傷ついてもアンダーフロアを擦っても仕方ないと思えるが、代車は自分の持ち物ではない。
やはり、お行儀よく乗らねばならん。
ちょーっと釣りには行きにくい。
解禁は遠退いたなあ。













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愛着

2015-03-08 01:40:07 | 渓流釣り 道具
渓の釣りしかしなかった僕が本流での釣りを始めて今年で9年目。
本流釣りを始めた頃は、時間帯や水況等によっては迷うことなく渓に入ったが、現在では渓に入ることは殆どなくなった。
いつしか渓の釣りをしていた期間よりも本流釣りをしてきた期間の方が長くなった。

竿を持ち替え、玉網を差し替え、ウェーダーを履き替え・・・
決してスタイルから入るつもりではなかったが、道具の機能性が釣果に影響することもあるだろうし、使い難いと思ったら折を見て渓向きの道具類を置いて本流向きのものに改めてきた。
その中でも最も顕著なのが上半身の着衣だと思う。



嘗て渓の釣りをしていた頃は、藪漕ぎや岩へずり、滝を高巻くなんて当たり前だった。
藪の棘や岩場の角で自分の身体が傷つかないように、真夏でも半袖Tシャツの上にデニムのジャケット(所謂Gジャン)を着て釣りをしていた。
渓の中ではそれほど暑さは苦にならなかったし、生地は丈夫で汚れても全く気にならない。
やはり本来ワークウェアであるデニムは凄いなあと思っていた。

しかしこれが夏期の日中に本流で釣りをするとなるとデニムのジャケットは非常に厳しい。
やはりここは同じようなワークウェアの中から安価で機能性の高いものと選ぶべきだと考え、僕はホームセンターで1着500円くらいで販売されていた白い「作業用ポロシャツ」を愛用するようになった。

汗をかいてもすぐに乾く。
汚れでも何処かで公衆の水道を見つけることが出来たら、その場で水洗いしてハンガーにかけておけば、瞬く間に乾いてくれる。
「スタイルから入る」というのは往々にして「素人のくせに高価な本格的な道具類で固めやがって」という感じで受け取られるが、「作業用ポロシャツ」を本流釣りに積極的に使うというのも、「機能性を重視したスタイルから入る」と言えるのではと思っていたくらいだ。



そのような僕が、これまで買い替えようかどうしようかとさんざん悩み続けてきたものがある。
それが「釣りベスト」だ。

渓の釣りをしていたときは、1着2000円くらいのセール品の釣りベストを毎年買い替えていた。
何故ならポケットの縫い合わせがほどけたりファスナーが壊れたりと、それ以上の使用に耐えなくなることが必ず発生したからだ。
それでもいきなり新調するのではなく、先ずは自分で補修して暫く使い続けるのだが、その補修もすぐにまた要補修状態となるので結局は買い替えることになる。

そんなとき、ある1着のベストがセールに出されているのを釣具店で見つけた。
型落ちだったからか、シーズン終了間際だったからか、とにかくその安売りの品は「一流メーカー」のベストだった。
そんな高いベストを買おうと思ったことなんか一度もなかった。
釣りベストは消耗品とさえ思っていた。

でも何故かその時にそのベストが目に留まった。
高価なモノを買えば長持ちするのかな。
玉網に関して言えば、間違いなく無名メーカーのものよりシマノの方が長持ちしている。
「いっぺん高いベストを買ってみるか」。


そんなわけで僕はシマノのカーキ色の釣りベストを手に入れた。
次の釣行から早速使い始めたのだが、その使いやすさに驚いた。
至るところに、欲しいところに、痒いところに手が届くような感じでポケットがある。
ファスナーの開閉時のトルク感もそう簡単には壊れないような気がする。

以後7年のシーズン、釣行の度にそのシマノのベストを着用しているが、今でも壊れた個所はない。
なんて丈夫でよく出来たベストなのだろうと感心している。


しかし、そのベストにも難点がある。
それは着丈とサイズだ。
本流釣りのように立ち込みを考慮した短丈ではない。
更に当時はデニムのジャケットの上に羽織ることを前提に考えていたのでワンサイズ大きめのものを選んだということもあり、それほど深く立ちこまなくても必ずベストの裾が水に浸かる。


たいていはそうなる前に使い切ってしまうので、今のところは経験していないが鈎が水に浸かったままにしておくと錆びるのではないかという懸念がある。
更に、作り置きの仕掛けも濡れる。
特に僕はナイロンの糸も使うので好ましくない。
しかし買い替えようにも自分の気に入った箇所にポケットが配置されている短丈のものはない。
迷ったまま7年目のシーズンを終了した。



やっぱり来シーズンは買い替えよう。短丈でも水に浸かるだろうけど、今よりはましなのではないか。
そう考えてカタログなどでチェックしても、やはり愛用の釣りベストと同形状同位置のポケットで短丈のものはない。
検討に検討を重ねた結果、入手可能なもので最も使いやすいのはシマノの「ドライシールド本流ベスト」だろうという結論に落ち着いた。
あの細山長司さん監修のモデルだ。
ところが、2015年のカタログから消えた。
もう入手不可能なんだ・・・とがっかりしていた。

それがふと今日思い立ってある釣具店に行ってみた。
僕が最も頻繁に訪れる釣具店ではないのだが、型落ち品が安く売られていることが多い。
もしかしてあそこならあるかな・・・少し期待して行ってみた。


果たして、その予感が的中し売っていましたよ。
ドライシールド本流ベスト。
もう手に入らないかと思っていたのに。
生地が特殊なようなので、耐久性の面で少し懸念がありますが。




例年僕の初釣りは貧果に終わることが殆どで(坊主もある)、この釣りベストに入魂できるのはまだまだ先のことになると思うが・・・。
さあ、この「ドライシールド本流ベスト」はこの先何シーズン僕の愛着で居てくれるだろうか。


せっかくなので、7年のシーズンを共に過ごした、相当くたびれて汚れてしまったカーキ色の「渓ベスト」も掲載しておきます。







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2015年 渓流釣り解禁

2015-03-01 00:08:44 | 渓流釣り 徒然草
3月1日に渓流釣りが解禁になるという漁協が恐らく最も一般的なのだろうと思う。
明日の夜には数多の渓流釣り師たちの釣果報告が各所のブログに上がってくるのだろう。
僕も渓流釣りを始めて3年目辺りまでは解禁が待ち遠しくて堪らなかった。
有給休暇を使って解禁日に釣行したこともあった。
でも今ではそんなことは考えられない。
正直なところ、まだ釣りに行こうという気にはならない。
もっと先でよい。



そう思う理由、その1

はっきりと端的に言って「寒い」。
寒い中で窮屈な釣りをしたくない。


そう思う理由 その2

本流の魚はまだその殆どが動いていない。
そのような理由で支流や渓、沢、里川に入ったとしても、越冬した渓魚たちの多くはまだサビが残った状態。
持ち帰って食べてもうまくないし、鈎掛かりしても元気がない。
そっとしておいてやりたくなる。


だから僕の解禁はまだ先の話です。
3月下旬から4月上旬にかけて、冬の間に川の様子がどう変化しているかの確認をしながら竿を出します。
釣果は期待していない。
本流のアマゴたちが大きく成長してくれる頃、尺クラスにまで育ってくれる頃からが勝負だと思っています。
それまでは尺アマゴなんて期待してはいけない。
無理な話です。

ならば、どうせ同じように釣れないけならば、万が一釣れたらこんなに嬉しいことはないサツキマスを狙おう。
ということで、例年5月いっぱいくらいはサツキマスを狙うけど、今シーズンは無理だろう。獲れないと思う。
何故なら週末しか釣行出来ない身上ですのでね。
週末のみの釣行でサツキマスを獲るようなマス釣りの腕前は持っていない。


解禁が近づくにつれ毎年そんなことを考えるのだが、今日立ち寄ったスーパーの鮮魚コーナーで「あまご(徳島県産 養殖)」というのを見かけた。
パーマークは殆ど見えない銀毛アマゴのような感じだけどきめの粗い鱗で、お世辞にも「綺麗な魚ですね」とは言えない残念な個体だった。

そろそろアマゴが食べたくなってきたなと思っていたところにそんなのを見てしまったため、「あまご(岐阜県産 天然)」というのを自分の手で釣って来てやろうじゃないかと思いもした。
明日は解禁だしね。

でもやっぱり思い直した。
前述のように天然魚はまだサビが残っていて旨くない。
放流魚を食材と割り切って狙ってもよいが、事前の場所取りや釣りが始まってからの釣り堀状態での窮屈な釣りや、発生する懸念のある周囲との小競り合いや・・・そんなことを考えるとやっぱり気乗りしない。


ということで、解禁日は例年通り自宅でおとなしくしております。
今シーズンの僕の渓流釣りは、いつ頃に何処の川で幕開けになるかなあ。





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