奥飛騨は高原川にて。
2017年のシーズンも終盤に差し掛かった9月、やっと体高のある高原ヤマメを獲ることができた。
この魚を獲る前、昼過ぎに目測37~38cmくらいのヤマメをバラしていた。
掛かった直後から、鈎掛かりが浅い感覚が竿尻から伝わってきた。
案の定相手が水面で首を振ったときに外れた。
悄然とするより他ない。
そして夕刻。
前述のバラし以降、ヤマメのアタリは皆無。
かなり日暮れが迫って来て、もう万事休すかと諦めかけた時に魚信があった。
釣り上げた魚体を見て、今シーズンの高原がやっとこたえてくれたような気がした。
そしてこのヤマメのリリースを終えて、再び竿を振ろうとしたとき、僕は川面を見て愕然とした。
上流のどこかで何かが崩れたのだろうか。
僕の目の前で、高原川はみるみる白濁していく。
それでも諦めきれず仕掛けを流すが、もうウグイのアタリすらない。
このヤマメには間一髪間に合ったのだなと幸運に感謝した。
魚種:ヤマメ
体長:33cm
竿:シマノスーパーゲームスペシャル ロング ZP 95-100
水中糸:フロロ0.8号
ハリス:フロロ0.6号
鈎:オーナースーパーヤマメ8号
エサ:ミミズ
追記:翌朝には白濁はすっかり消えていました。
白濁の情報も耳に入ってこなかったです。
何処かの支流で何かが崩れたというよりは、ごく小さな沢で土砂が崩れた程度だったかな。