おてんば珊瑚

我が家のおてんば娘(日本テリア)の日常を紹介したいと思います。

北岡ひろしショー

2007-02-18 22:24:15 | 仕事関連
といっても、観に行ったのではありません。あちらから来てくれたのです。
(公演が昨日で良かった。今日だったらどしゃ降りの雨、送迎が大変でした)  (画像は拡大出来ます)

  
どう、きれいでしょう女形の演歌歌手なんですよ


踊りの名取りの方も花を添えてくれる、本格的なショーでした。
照明も音響効果もすべて器材を持ち込みでとても素晴らしかったです

場所は老人介護施設のディサービスセンターで、公演時間も1時間と短いものだったけど
利用者さんは滅多に見れないでしょうから、本当に喜んでいました。
プロの歌手ですからね・・・なかなか呼べませんよ。たぶん施設のオーナーさんのツテで
来てくれたものと思います。ありがとうございました


会場の中を回って、利用者さんひとりひとりと握手をしてくれました。
この中で、どのくらいの人が覚えていてくれるかは分からないけど・・・
やはり、こうした滅多にない刺激も大切な事なのだと思います。


壁に貼ってある大きなちぎり絵は利用者さんとスタッフで1ヶ月掛けて制作したものです。
北岡さんも感激してくれてました。公演終了後には、この前で記念写真も撮りました。


施設を代表して、利用者さんから花束の贈呈・・・右の写真の手作りの花束も、利用者さんが制作したものです。


利用者さんとの記念撮影・・・
私には、この写真を撮れた事がとっても嬉しいですよ。この人はかなり要介護の重い人で
わさわさ、がやがや大嫌い!自分の感情のままに行動して何処にでも寝てしまうし
認知症もかなりだし・・・この施設の中ではNo1の人です。
この日はどうなるか?どう対処するか?スタッフ1人が常時側にいるけど、心配していました。
案ずるより生むが易し良いもの・綺麗なものに対しての認識は、しっかりあるようで
思い込みや偏った情報でその人を決めてはいけない・・・と思い知らされました。


そして、ありがたいボランティアの方々・・・行事をやる時に必ずお手伝いしてくださいます。
あと2名いますが、無事に終わる事が出来たのもこの人達のお陰です・・・感謝・感謝

もうお解かりですか?ここがまこちゃんこと私の職場です。
よく大変ねぇって言われます。確かに大変です
でも、来所した時は車椅子だったのが、杖歩行でも歩けるようになったり
失語で無表情な上、歩行も儘ならなかった人がお喋りしてお化粧もするようになったり
特浴(器械浴)だった人が、一般浴(大風呂)に入れるようになったり
酸素呼吸器をつけてナースと一緒に送迎していた人が笑うようになり、入浴出来るようになった。
ご家族からは本当に良くなったと喜ばれます・・・これがあるから頑張れるのかもしれない
もちろん、この逆もあります。だんだん話さなくなり、笑わなくなり歩行も介助なくては無理になったり
入院してそのまま帰らない人になって、涙を流す事もあります

人として生まれた時にすでに決まった寿命があるのだから、縁があってご一緒した以上
余生でも楽しく過ごして頂きたいですね。
ある利用者さんが「俺達のは老稚園だな」と言うので「うまい!座布団一枚」と思う程、的確な言葉です。
でも、人格があり認知症の程度もまちまち、片マヒの人も、車椅子の人も・・・
このバラバラな人達に喜んで貰えるレクリェーションや体操、制作その他もろもろ・・・
幼稚園の園児を世話するのとは大違いです(ごめんなさい!今の子供も大変ですね)

介護保険の導入で、老人介護の施設がけっこう増えました。
でも現場サイドから見ると、正しく使われてる?と思うことがあります。

介護保険の事や要介護のご家族の事は、また機会を見て投稿します。
昨年の夏に自分の母の面倒をみて思うこともたくさんありますから・・・ね。




※迷子犬を捜しています!
キャスカちゃん(日本テリア)のHPがあります。詳しい事はここをクリックしてください。
コメント (14)
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