週末、Sapoと近くのスーパーに買い物に行くと、野菜売り場に元気のいい声が響いていた。
「いしや~きいも~~(石焼芋)!甘くておいしいお芋だよ!」
売り場に響くよく通る大きな声は、サツマイモ売り場横にちょこんと置かれた
石焼芋メーカーの中で、ほどよく焼かれたお芋の香りと一緒に、購買意欲を増大させる。
「石焼芋、食べたくなるね」
とSapoに話しかけると、当のSapoは、何やらキョロキョロ、店内を見渡している。
「どうしたの?」
と尋ねると、
「石焼芋屋のお兄さん、どこでしゃべってるんだろう?
こんな元気な声で話す人ってどんな人なのか、見てみたいと思ってさぁ。
さっきから探してるんだけど、見当たらないんだよね。」
と答える。
私は、しばし呆然とした後、Sapoを手招きで、お兄さんの元へと連れて行ってあげた。
「Sapoちゃん、石焼芋屋のお兄さんはここだよ。」
↑「この白いラジカセに見える人が、Sapoちゃんの探しているお兄さんだよ。」
Sapoは、呆然と立ちすくんだあと、真っ赤になって、お兄さんに背を向け、足早に野菜売り場を去って行った。
私は、Sapoを追いかけながら、死ぬほど笑った・・・・(笑)
・・・と言うわけで(どういうわけで?)、おやつの干芋(笑)
Sapoと一緒にいると、楽しいことが山盛りだ。