牧場の日記~競走馬生産者の日々~

競走馬の生産牧場の現状と考察

二番牧草あがる

2011年10月15日 | 牧場の生活

9月は雨が多かったので、二番牧草が10月になってしまった。

気温も20度に行かなくて、なかなか乾かず、間に雨を挟んで、収穫に5日かかった。

しかし、乾草状態もそこそこ良く、なかなかいい牧草に仕上がった。

問題は収穫作業だった。

雨続きのため、採草地へ行く山道がぬかってしまって、トラックでは走れなくなってしまった。

うちの牧草畑は山の上にあるのでトラックでは上がっていかれないのだ。

なので、トラクターで牽引して何とかしたのがだ、途中あわや谷底に転落か?と、思われるような事態に陥り、この仕事を始めて一番大変な思いをした。

とりあえず無事収穫し終えたのだが、ぬかってめちゃくちゃになってしまった道路は

何とかしなければならないだろう。

 

毎日が戦いだ。


かゆみ

2011年10月15日 | 牧場の生活

もうだいぶ前のことになってしまったのだが・・・。

9月は雨が多く、夜間放牧しているので、夜の雨にぬれることが多かった。

そうするとじんましんを出す馬が続出して、ほとんど全ての馬がでてしまった。

蕁麻疹が出るようになって2週間ほどたったころ、朝、馬を収牧するといきなり繁殖牝馬が馬房の中で暴れだした。

まえかきをしたりごろを打ったり、馬房でぐるぐる回ったり。

始めは疝痛かと思ったが、えさはもりもり食べるのである。

しばらく暴れたが、30分もすると落ち着いてきて、時々、肢の球節の辺りをかじって歯で掻いているようであった。

 

そこて初めて足先がかゆかったらしいことが判った。

 

放牧地で冷え切ったからだが、収牧して体が温まると、かゆみが猛烈に出たのであろう。

2,3日同じようなことがあったが、天気も回復して、それ以来暴れることはなくなった。

 

はじめての経験だった