脱・転勤族ハーバリスト~イヌとネコをお供に

2019年脱・転勤族!
イヌ歴14年、ネコ歴12年。ハーバリスト歴は9年になりました。

9月、秋は嵐と共に 

2018-10-10 | ラムとぼたん
やっと落ち着いた気候になりました
とはいえ寒暖差が激しかったり、週末ごとに台風が来たり、今日は晴れの特異日と言われた旧体育の日なのに雨…と、まだまだ振り回されますね。

すっかりペースが落ちてるこのブログ…
9月は季節に振り回されただけでなく、ウチにも嵐が訪れ飛ばされないように踏ん張るのがやっとという感じでした。
その様子を振り返って書いていこうと思います。
結局、ラムの闘病記がメインになっちゃっうのでスイマセン

《9月1週目》
春先から鼻の不調に悩まされていたラムですが、ついに不調の元が姿を現しました。
病名「副鼻腔の腫瘍」 後に分かるのですが「腺がん」という種類です。
上あご(熱いものを食べて火傷する所)に“ボコッ”と膨らみが出てたんです(犬友さん発見)。これは副鼻腔の腫瘍では分かりやすい現象で、獣医さんにも「ついに出たね」と言われました。
“ついに”って言い方がさり気に傷つく
そしてこの部分に出来るのはほぼ“悪性”との事。ここまできて他の可能性を探るのは時間の無駄!今まで散々他の可能性を探って考えて期待してきたからね。悲しみと落ち込みに襲われながらも、引導を渡された訳だからさっさとこの先を考えなくては…という状況に追い込まれました

A獣医師は「副鼻腔の腫瘍確定。これから腫瘍は大きくなり、様々な症状が出てくるのでその時々で対処していきましょう。」
B獣医師は「腫瘍の種類を確定する為にCTと細胞検査をしましょう。種類によって適切な治療法(薬など)を考えましょう。」
前提として両医師共に“治る”とは考えていません。
この副鼻腔の腫瘍は“予後が悪い”というのは定説のようで…治療法が異なる先生方もこの予後に関しては一致してて内心ガッカリ
当然のことながら相当落ち込む もちろんラムは何一つ悪くないが、思わず「前世でどんな悪さしてきたの」と問いだたしたくなる、そう考えるしか気持ちの持っていきようがない もう想像すると目まいがするので、このネット・SNSが当たり前の時代にも関わらずまったく調べておりません!
この点に関しては、カイヌシとして向き合ってない!と思われる人もいるかと思いますが、調べなくても聞けばいいんですよ。なんせ現在関わっている獣医師4名ですから!分からなければ納得するまで聞けばいい。ネット等で調べてネガティブな想像しておかしくなるより、よっぽど現実的な判断ができるんじゃないかと思います

犬にとって一番特異的な「鼻」。人の数万倍(100万~1億)の嗅覚を持つその構造は複雑で、人間だったら手術で対応できる部分でも犬は不可能
なので治療法としては2つしかない。 「放射線治療」「抗がん剤」とのこと。
人間も同じですが、治るかどうかは腫瘍の種類、状態、転移の有る無し、本人の体力・免疫力、そして運命によります。
年も年なので延命という考えはありません。あくまで“穏やかに”。それが結果として長く一緒にいれる結果になればラッキーいわゆる神様からの贈り物

で、結果このカイヌシの希望を叶える治療法は「放射線治療」と言われる
あり得ない…と思っていた治療法ですが、それこそ医療は進歩している。今は「緩和的放射線治療」があるそうです。
治すための放射線治療(癌細胞を消滅させる。よって照射回数も麻酔も多いというリスクあり)ではなく、現状維持を目的に照射回数4回(毎週一回)、照射時間も短時間(麻酔時間10分強)に済ませ癌細胞の増殖を止めるというもの。効果は個体によって違うので、数カ月して効果が現れるコがいれば効果が薄いコもいる。また先々は「再発」「維持」「完解」のどれに進むかも個体によって。さすがに「完解」は少数だし期待するのは怖いわ

放射線治療専門の獣医さんは、ラムの腺がんには効果が期待できると言ってくれた。(←アーティストの‘ゆず’岩沢さん似の先生が平然とサラッと言うので、なんか説得力があって信用できた

5月からの不具合に対応してきて分かった事の一つに、ラムは「薬は断固拒否する」「飲ませると結果ゴハンも食べなくなる」という事
どちらにしろ私達カイヌシには「放射線治療」しか選びようがないという事になりました。
《9月2週目に続く》

★今週のギフト

月曜日の夕方。近所の河川敷にて圧倒される空をラムと共に見る。こんな素晴らしい秋の夕やけ風景を一緒に見られるなんて…感動
(病名確定した時は、今この時に一緒に入れるとは思っていなかった)

相方、胸いっぱいで涙ぐむ。

予告…ではありませんが…今、ラムは絶好調です(調子乗ってマス