精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

大阪から「金八先生」がいなくなる

2011年11月07日 09時22分18秒 | 各地・分野の動向

 今月下旬の投票を控えた大阪のW選挙。
 マスコミは、相変わらず橋下前知事を取り上げ、知名度アップに「貢献」している。
 維新の会が府議会に提出した条例案がある。
 国民の中にある「公務員バッシング」の気分を巧みに利用している。マスコミもそのあたりしか取り上げていない。
 だがどうだろう。
 橋下氏が知事就任後実行してきたことを冷静に見て欲しい。
 私も、このブログで当時批判したが・・・万博公園内にあった「国際児童文学館」を、「カネを稼がない無駄な施設」と廃止してしまった。
 この施設は、いわば児童書に関する図書館である。私も訪問したことがある。
 確かに、財政面としては稼ぐどころか支出する一方かもしれない。だが、将来を担う子どもたちの知識や人格を養うことを考えたら、カネには換算できないほどの価値があるものだ。
 それを前述のような理由で廃止してしまった。

 今回の条例案提出の理由などを聞いていると、根本のところで共通している。「国際社会に有能な人材育成」など、聞こえはいいが、人間は経済活動だけのために存在し生きているのだろうか。
 また、国際社会に貢献できないような人材は無用な存在なのだろうか。
 どちらの存在もあっていいのである。
 どちらかが重要で、他方が無用ということはないはずだ。
 それを、橋下流の価値観だけで「モノサシ」を法定(条例化)して、そのモノサシによって、大半の(ここがミソ。大阪府民の圧倒的多数は橋下流モノサシでは排除される側になる)子どもたちが「無駄」扱いされるのである。
 いきおい、それは高校(だけにとどまらず小中学校にも波及する)の教職員をサラリーマン化させ、企業の成績のようになるだろう。
 効率よく優秀な子どもたちを作り出す学校・教師だけが優遇され、「金八先生」のような教師は、必要ないとされる学校である。

 そんなことをすれば、長年の歴史で培ってきたあの「大阪風土」は根本から破壊され、30年50年後は、冷酷で賢く優秀な「冷たい大阪府民」が幅を利かしているということになりかねない。

 大阪府民・市民の皆さん
 マスコミに踊らされることなく、冷静な目で将来を見据えた選択をしていただきたい。

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涙をこえて

2011年11月07日 09時14分36秒 | イベント

 6日、精華町では、国民文化祭2011の少年少女合唱の部が開催された。
 正直、上手いかどうかではかなりの格差があった。

 さて、この中で、久しぶりに聞いた歌がある。
 タイトルの「涙をこえて」だ。
 学生の頃、みんなと一緒に歌っていた中の1つ。歌詞が印象的なので、私の記憶する範囲で1番だけ載せておく(もし間違っていたらご連絡を)


       涙をこえて

 心の中で明日が 明るく光る
 かげりを知らぬ若い 心の中で
 この世でたった一度 めぐりあえる明日
 それを信じて   (ランランラララララ)
 涙をこえてゆこう
 なくした過去に泣くよりは
 涙をこえてゆこう
 輝く明日 みつめて


 という歌詞である。

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