今朝の報道では、大阪の知事選・市長選が終われば、国民新党と石原都知事、名古屋市長などと維新の会が「政党」を立ち上げる構想があるとのこと。
共通するのは、議会や職員を「仮想敵」にしたてて、住民の関心を本来の本質(子どもたちのための教育はどのように地道に進めるのか とか 地域の福祉力を底上げするためにどのような取り組みを協働して進めるのかなど)ではなく、権力を持つ者(知事や市長)が独断・独裁的にすすめる雰囲気を醸し出していることだ。
地方政治は、特に現場に近いだけに、1つの問題でも多面的な性格があり、いろんな関係者の意見調整が必要である。現実問題として、マスコミがはやし立てた名古屋市や大阪では、本来政治の光を当てる必要のある人たちが冷遇されている。そして、湾岸開発をはじめとする「目玉商品」を作り上げ、税金を集中的に投入している。
また、独裁的市長・知事に共通しているのは、「カネに汚いこと」だ。
維新の会代表を支援する人物や企業が、大阪府の仕事を受け取ったり、普通の人の感覚では考えられない方法で、カネを獲得している。維新の会を応援している某政党も「政党助成金」を受け取っている。
石原都知事もスーパーワンマンである。
新しい政党ができれば、結局「石原新党」となり、障害者や難病者など少数意見はことごとく抹殺され、1つの価値観だで政治が動かされるのは間違いない。
結局、大阪は従来の独立精神を失い「東京ライズ(東京化)」する運命をたどる危険性が高い。
関西弁がすたれ、タイガースもすたれる
なんていう事態にならないためにも、維新の会の暴走を止めなければならないのではないか。
大阪人よ
それぞれの中にある不満の気持ちは、ある程度解消してくれるかもしれないが、それで本当の問題が解決するのだろうか
よーく考えて欲しい。