雨降りの中、不安定なハンドルさばきで出かけました。
二階の広間に書いたじょうふくを並べたら「だんだん、ドンドンと疲れてきている」ために「筆を擦り付けるようにして乱雑に書いていて、自滅している」という評価でした。
人の心を打つような作品を作っている方向性がない・・・んですって。
私のものの考え方や性格的に問題があり「書けば書く程に、ここを失敗した、あそこを失敗した····あー、うまくいかない」と思って書いている・・その気持ちが、作品をダメにしているのだそうです。
つまり、楽しんで書いている人の作品とちがって、これじゃぁ、よいものができるわけがない··ということなのだそうです。
周りの会員さんたちのように、力強い線が描けたり、覇気がある表現の作品が出来あがったり、基本に忠実だったりしている作品を出せる人には、わかっていただけないことなのだそうです。
硬筆1、半紙7、そしてこの5品の合計14を、9月号への出品作品とすることになりそうです。
左からふたつめの変な薄墨が「にじみと掠れ」に自己流でチャレンジしてみて、紙と墨を無駄にしながら試行錯誤を繰り返し、その中でも一番出来がよくないと思ったものなのですが、十文字の先生の「墨色がバケタ」という一言で残ったものです。
本部の審査員に、また、どんけつにされそうな気がするのですが、どういうみかたをされるんでしょうか?
帰りぎわに「性格的なものが大きいから、仕方ないでしょうね。せめて、若さがあれば、体力面でカバーできたんだろうけれども・・」と、もういちどグサリと刺されて、すごすごと帰ってきました。
寒い部屋の中…夜、テレビで、歌・上手の選手権をやっています。
いくら努力をしてみても、もって生まれたものがなければ、味わいというか、なんというのか・・・いくら努力してみても表現力が無い、心を打つようなものにはならない・・・努力では解決できない部分があるんですね。かなしいなぁ