某月某日
若い頃は文学作品など読まずにもっぱらルポやドキュメントものばかり読んでいた。
やっと最近(この十年ぐらい)になって小説というものを読み始めたが、名作というものはなかなか手に取る事なく、新刊の小説などを読んでいたのは、名作と呼ばれるものは古くさいものとなっているかも、あるいは個々の現象に対してでなく大局を語る物語になっているのではと思っていたからだ。
人間愛など語るようなものは好きではないのだ。
語るなら、君との愛だよ・・・(ゲロゲロ)
しばらく前に川端康成の短編集「掌の小説」をなにげなしに購入した。
短編の方が馴染めるかと思ったのだ。
それに川端康成といえばノーベル賞作家で中味が悪いはずがないという期待もあった。
もちろん雪国や伊豆の踊り子は読んでいないし、映画でも観ていない。
風説だけだ。
なんとなく青少年の淡い恋愛ものというイメージを持っていた。
そういうきれいな物語を書く作家が川端康成だと思っていたのだ。
ところが「掌の小説」を読むと、男女というか人の心の中のドロドロとした部分をえぐるような内容なのでビックリした。
こんなもの「も」書くんだと。
そして先日「山の音」というのを読んだ。
やはり心のドロドロを描いている。
ひょっとして川端文学とは「こっち」の話がテーマなのか?
それを確かめるために今日さらに2冊購入した。
「雪国」「眠れる美女」だ。
中味は知らない。
読んでのお楽しみだ。
さて川端康成とはどんな小説を書く人なのだろう。
若い頃は文学作品など読まずにもっぱらルポやドキュメントものばかり読んでいた。
やっと最近(この十年ぐらい)になって小説というものを読み始めたが、名作というものはなかなか手に取る事なく、新刊の小説などを読んでいたのは、名作と呼ばれるものは古くさいものとなっているかも、あるいは個々の現象に対してでなく大局を語る物語になっているのではと思っていたからだ。
人間愛など語るようなものは好きではないのだ。
語るなら、君との愛だよ・・・(ゲロゲロ)
しばらく前に川端康成の短編集「掌の小説」をなにげなしに購入した。
短編の方が馴染めるかと思ったのだ。
それに川端康成といえばノーベル賞作家で中味が悪いはずがないという期待もあった。
もちろん雪国や伊豆の踊り子は読んでいないし、映画でも観ていない。
風説だけだ。
なんとなく青少年の淡い恋愛ものというイメージを持っていた。
そういうきれいな物語を書く作家が川端康成だと思っていたのだ。
ところが「掌の小説」を読むと、男女というか人の心の中のドロドロとした部分をえぐるような内容なのでビックリした。
こんなもの「も」書くんだと。
そして先日「山の音」というのを読んだ。
やはり心のドロドロを描いている。
ひょっとして川端文学とは「こっち」の話がテーマなのか?
それを確かめるために今日さらに2冊購入した。
「雪国」「眠れる美女」だ。
中味は知らない。
読んでのお楽しみだ。
さて川端康成とはどんな小説を書く人なのだろう。