Nonsection Radical

撮影と本の空間

テレビ欄

2010年06月27日 | Weblog
某月某日
テレビは視ないんだけど、新聞は読むからテレビ欄は目に入る。
紙面一面に番組が満載だ。
これをほとんどタダで視る事が出来る。
なんで?

それはスポンサーがついているから。

こんなにたくさんの番組を制作する費用をスポンサーは負担しているわけだ。
文化事業なのか?
違うよね。
テレビにコマーシャルを出して宣伝してもらう見返りに負担しているんだ。
すごい金額になるねぇ。
たぶん百億円単位の金額になると思っていたら、調べると約2兆円だ!
こんな金額を企業は負担しているんだ。
2兆円の広告で企業は成り立っているんだ。
スゴクね?
この2兆円の出所だけど・・・
企業←売り上げ←購入者=わたしら
というワケだ。
一人当たり2万円近く。

これは消費者に対する企業からの割り戻しサービスとしての放送ともとれるな。
買ってくれたから面白い番組を見せるね。
また買ってね。
この番組はウチのサービスだからね。
という感じ。

これはいいようにとらえた考え方。

これとは別にNHKは受信料を「受益者負担」させているね。
なにもNHKが民放が出来る事をやらなくてイイと個人的には思うのだけど、ドラマや娯楽番組を受信料で作っている。
民業圧迫だが、龍馬がないと払いたくないという人もいるだろうから、意見の分かれるところだ。
どうせ金を払うのなら面白いものを見せろと考えるか、面白いものを見るために金を払ってもイイと思うかだ。
でも受信料高くね?

民放に2兆円払って、さらにNHKに6500億円。
テレビ漬けですね。
見る方も作る方も。

セブンイレブンが出来た時は、まさしく名前の通り朝7時から夜11時までの営業だった。
現在ではそんなことも知らない若者もいるだろう。
テレビだって昔は深夜の放送はなかった。
11PMのあとに番組はあったっけ?(11PMを知らない若者もいるだろう)
それが今は終日放送だ。
テストパターンを見る事は出来るのか?

こうやって「営業時間」を延ばして売り上げを上げる作戦なのだが、この作戦にも限界がある。
1日が24時間しかない事だ。
その結果、チャンネル数が増えた。
デジタル化によって多チャンネル時代を夢のように語る事もあったが、この作戦にも限界がある事が、やってみてわかった。
視聴率が分散されるのだ。
分散の結果、宣伝広告費が集まらなくなった。
広告費は無限ではなく、売り上げの一定比率でしかないのだから。
つまり2兆円+6500億円をたくさんの番組で分けなければならないのだ。
当然番組の質は下がる。

そうそう、テレビはマスコミとかマスメディアとかいわれるけど、書籍・雑誌販売金額とほぼ同じなんだよね、2兆6000億円で。
出版社のほとんどは上場していない会社だから、そんな小さな会社が寄り集まって売り上げる金額と大マスコミと威張っている会社が同じぐらいの市場規模というのも面白いものだ。

とりとめもなく、新聞のテレビ欄を見て感じた事でした。
で、テレビって面白いの?
コメント
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