Nonsection Radical

撮影と本の空間

身軽に勝る武器はなし

2010年06月26日 | Weblog
某月某日
最近の田中長徳さんのブログ「PEN PEN チョートクカメラ日記」に出てくる謎の美ジョシ(なぞでもなんでもないが)を見ているとため息が漏れる。
いえ、美しさに鼻の下が伸びてだらしなく口が開いて息が漏れるというわけでもなく、その姿にだ。
コンデジや4/3サイズのデジカメが出て以来、スナップという形態が大きく変わったことにだ。

軽量カメラセットの出現によって、オッシャレなジョシでもカメラを持ち歩けるようになった。
普段使うバッグにそのカメラを入れて、街を歩き回れるのだ。
当然持ち物はそのバッグだけ。
フットワークは軽くなる。
色々な場面に出会える。
瞬間をカメラに収めるチャンスも増える。
素敵な写真がたくさん残る。
イイ事ずくめだ。

なのにそれが出来ない。
滅多に使う事もない目的のために、あれもこれもと心配性に持ち物を増やし、肝心の時には身動きが取れない。
そんな貧乏性に自身でイヤになる。
一番の原因は使わないとカメラがもったいないという、更に貧乏性の理由からなのだが、カメラが増えた原因は写真のヘタなのをカメラでカバー出来るかもというもっと貧乏性の理由だから救いようはない。
そんな下世話なオヤジを尻目に、軽々と歩き続けるカメラジョシを見ると、正しい姿に畏敬の念を抱くのである。
コメント (2)
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