ハゲ友じゃぁネエよ！

これまで朝の電車は最後尾に乗っていたのだけれど、先頭車両に変えた。
乗った次の駅でダンシAが乗り込んでくるのだけれど、彼Aは残念ながら若くして頭部が薄くなっている。
正確に言うと、禿げ上がっている。
そんな彼Aが、乗り込むなり必ずsatoboを見るのだ。
まるで同類をあわれむように・・・

いや、違うから。俺は君のようには禿げ上がっていないから。

いえいえ、あなたを見ると安心するんですよ。

いや、違うから。君ほどひどくはないよ俺は。

いえいえ、かなりのものですよあなたも。

いや、違うから。俺は額が広くなる難病なんで、君はハゲだから。

いえいえ、親しみがわくんですよ。

いや、わかんでいいよ。近くに来ないでよ。

いえいえ、隣に座ろうかな。

いや、そんなことしたら周りの笑いものだから。ハゲの親子かと。

そんな心の葛藤を毎日繰り返すのに疲れてしまい、別の車両に移ったのだ。
俺はお前Aのハゲ友じゃぁネエんだよ！

残念なのは、大阪駅から乗り込んでくるオセロ松嶋似ジョシの御尊顔を拝む事が出来ない事だ。
だいたいみんな毎日おなじ車両に乗るんだよね。



和歌山市 みその商店街 Part4